ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

渓流に沿って

2010年03月19日 | 俳句雑考

慈眼寺の渓流沿いの小径を歩いた。画像は18日に写す。

 若楓


   若楓径をおほひて明るけれ      年 尾

楓の木のあたりは初夏のように明るかった。

 渓の音


   万緑に抱かれて渓の音弾む     嘉 幸

雨の日が続いたせいか、渓流は水量が豊かだった。

 花八分

   死支度致せ致せと桜哉   一 茶

桜は満開にみえたが、桜守によると八分咲きだった。作者がながめていたのは満開の桜と思う。