枕崎港のあと枕崎駅へ向かった。画像は10日写す。
終着駅
日本の最南端の終着駅、枕崎駅には人影がなかった。改札口がなく、ベンチも置いてなかった。プランターの花は手入れされているらしく、いきいきとしていたが、ほとんどは見知らぬ花だった。
終着駅に酔客となり夏惜しむ 登四郎
寝過ごしてしまったのだろうか。
旅人
駅の外の古いベンチに旅人だろうか、若い男が鞄を枕にして仰向けになっていた。顔にかぶせたタオルは白く、腕も白っぽかった。
旅人の旅に倦むとき花樗 澄 雄
ベンチの若者が病気だとすれば、ホームシックと思えた。