ターボの薩摩ぶらり日記

歳時記を念頭において

枕崎駅

2008年09月15日 | 俳句雑考

枕崎港のあと枕崎駅へ向かった。画像は10日写す。

 終着駅

日本の最南端の終着駅、枕崎駅には人影がなかった。改札口がなく、ベンチも置いてなかった。プランターの花は手入れされているらしく、いきいきとしていたが、ほとんどは見知らぬ花だった。

    終着駅に酔客となり夏惜しむ     登四郎

寝過ごしてしまったのだろうか。

 旅人

駅の外の古いベンチに旅人だろうか、若い男が鞄を枕にして仰向けになっていた。顔にかぶせたタオルは白く、腕も白っぽかった。

   旅人の旅に倦むとき花樗     澄 雄

ベンチの若者が病気だとすれば、ホームシックと思えた。