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そうだ、「北へ。」行こう

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道道106号オロロンライン

2007年12月28日 | 道北エリア・観光

今回は留萌市の黄金岬をスタートして「道の駅てしお」まで国道232号、通称オロロンライン(日本海オロロンラインとも呼ばれる)を北上する旅をしてきたわけですが、そもそもこのオロロンラインとは小樽~留萌間の国道231号と留萌~手塩間の国道232号、そしてこれから紹介する道道106号稚内手塩線の3つの路線を合わせた通称名です。
ただ、一説には小樽~手塩間の国道231号・232号のみを言う場合もあるらしいのですが、個人的にはこの道道106号は是非とも加えたいところです。
というのも、この道道106号稚内手塩線こそが、オロロンラインの最も見せ場となる部分ではないかと思うからで、ここは本当に良かったです。素晴らしいし感動しました。
ここまで来て、ここを走らなかったらきっと後悔します。そんな所でした。

というわけで「道の駅てしお」を出た後は、今まで走ってきた国道232号を離れ、道道106号稚内手塩線へ入ります。
国道232号はここから内陸部へ向かうルートなのですが、道道106号はこれまで通り、左手に日本海を望むコースとなります。
そして、ここら一帯は

「利尻礼文サロベツ国立公園」として指定されている区画でもあります。
遠くになにやら見えてきました。近づいてみると


風車郡でした。
ここは「オトンルイ風力発電所」というところで、2000年10月に設立された「幌延風力発電㈱」が運営している発電所で、750Kwの風力発電機が28基並んでいるそうです。
最大出力は21,000Kw、年間予想発電量は約5,000万Kw。
これは1年間で、一般の家庭が1年間に消費する電力の約12,000世帯分に相当し、石油火力発電所で発電した場合に比べると、CO2の排出量で約35,000トンの削減になる・・・とのこと。

この風車郡を眺めながらのドライブが、まず一つの目玉なのですが、ここからさらに進むと


原野の中をただひたすらに道が延びるという風景が見えてきました。
ここにはもう電柱はおろか、道路の端を示す表示すらない、原野にあるのは終端の見えない道路が延びているのみ・・・
これこそ、オロロンラインの最大の見せ場だと思いますし、ここを実際に走ったときは本当に感動しました。
日本にもこんな場所があったんだなあと。

十勝地方でも似たような場面を見たけど「何もないものがそこにある」と言うべきか、まさに北海道の醍醐味の一つだなあと思いました。

一つだけ残念だったのは、やっぱり天候がイマイチだったことですね。
晴れた空の下でのドライブは、もっとすごい感動があったんじゃないかと思います。そして晴れていれば、ここからも利尻富士が見えるそうです。いつか晴れた日にまた訪れてみたい・・・そう思いました。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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何もない景色 (Mint)
2007-12-29 14:05:11
留萌の黄金岬から手塩までは結構距離がありますね。
時間もかなりかかったのではないですか?
札幌から羽幌までは車で行ったことがありますが
そこから上には行ったことがないです。
卯月さんは凄いですよね。

卯月さんが感動したと言う稚内手塩線、実際に自分の目でも見てみたいですが
最近は1年に1~2度しか運転をしなくなったのでかなり気合が必要かもしれません。

本当に電柱も電線もないんですね。
こういう景色はなかなか無いでしょうね。


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明けましておめでとうございます (卯月 蒼)
2008-01-03 22:52:59
>Mint
正月を挟んだもので、ちょっと返信が遅れましたがコメントありがとうございます。

稚内はやっぱり「日本最北端まで来たぞ」という達成感がありましたね。
Mintさんも機会があれば是非とも一度は。価値はあると思いますよ。
確かにかなりの長距離ドライブだけど、道が良いのもあったし、こういうドライブは逆に楽しいです。渋滞も無いですしね。

ともあれ、今年もよろしくお願いします。
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