そうだ、「北へ。」行こう

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オタモイ海岸 (小樽市)

2006年09月25日 | 道央エリア・観光

おたる水族館を出て、次に向かったのは「オタモイ海岸」です。
オタモイは地名ですね。小樽市オタモイ。
この付近になると交差点の信号気の地名表示にも「オタモイ」の文字が見えます。
そのオタモイ地区を走っていると

↑このように、案内標識も出てありました。

そこからしばらく海岸に出るまで

途中このような曲がりくねった山道を通り

駐車場に到着です。
それにしても広い・・・1000台位は止められそうですね。

さて、ここオタモイ海岸は、現在では夕日の綺麗な景勝地として有名のスポットらしく、道内一の景勝地だと呼んでいる人もいるとのこと。
俺も出来れば夕日を見てみたかったと言う気持ちもありますが、今日のコースの関係上ここで立ち寄りました。
それでも

海の青に空の青。2つの青に映える雄大なオタモイ海岸は絶景でした。
海岸と言うよりも絶壁ですね。

また、ここオタモイ海岸はその歴史背景にも注目のスポットなのです。
ここは戦争当時、道内屈指の遊園地の有った場所でもあります。
遊園地といっても、子供の遊び場ではなく大人の社交場で・・「龍宮閣」や「弁天閣」と言った建物が建てられていたそうです。


 「断崖(だんがい)絶壁の中間に道路を穿(うが)ちたれば脚下直に波濤(はとう)の怒りて巌頭(がんとう)に白銀の如く散るあり、仰げば正に落ちぬかの如き奇岩の間に山桜、躑躅(つつじ)の咲けるあり」
「楼上の眺望筆舌につくし難く、一献を汲(く)む興趣更につきざるものあらん」
(大日本寺院大鑑 北海道・樺太版より)

この夕日に輝く海岸を眺めながらの宴会は、まさに贅沢ここに極まれり・・と言ったところでしょうか?

また、駐車場から遊歩道を通った先にある展望台にも行きたかったのですが・・

なんでも、崖崩れ等の理由により駐車場から先は進入禁止となっていました・・・
この先にある白蛇弁天洞や岩のトンネルの入り口にある唐門は、朱も色あせ、その朽ちた様子は、映画「千と千尋の神隠し」の主人公一家が迷い込んだテーマパークを連想させると、一時話題になったこともあるそうなのですが・・・残念。

当時「北のウォール街」として栄えた小樽市の、その繁栄ぶりを象徴するオタモイ遊園地。
それも、今はこうして静かに「夢の跡」が残るのみ・・・・

それでも、当時の粋人たちが愛したオタモイ海岸の眺望は今でも変わらずに残っています。この絶景を眺めながら、悠久の世界に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね~。

オタモイ海岸
小樽市オタモイ(地図
見学自由
駐車場    無料・約1000台?
参考→こちら