総理がコジキでコジキがソーリィー 076 憧れの先輩 中田沙也加には、あこがれの先輩がいる。 その先輩も実は、帝都の知事である、黒島である。 だが、離婚して、母の姓を名乗っているので、その先輩は南条冴子と名乗っている。 何かと、彼女の相談にのってくれ、沙也加が株式投資によって生計をたてられるまでになったのも、この南条冴子のおかげである。 今日日は、主婦でも株式投資がパソコンをつかって、インターネット投資ができるといわれているが、その中で儲けを得ている人は何人いることだろうか? 失敗して困った状況におちいっている人たちもいることだろう。 --だが、マスコミは楽しいもの、人を魅了するところにしか目を向けない。 南条冴子は切れ者である。株式で儲けているだけではなく、人材派遣業もしている。 昔はソーシャルワーカーなんて、上司のいいなりの仕事をしていたが、彼女はソーシャルワーカーなんて名前は横文字でも、結局は、決まったことを決まったようにしかできないので、うんざりして辞めたのである。 彼女はそのとき、個人の株式投資がはやっているのを知り、そこで大儲けしたのである。 そして、それだけでは飽き足らず、人材派遣業をはじめたのである。その人材派遣業のなかで、沙也加と知りあったのである。 ソーシャルワーカーであった経験をもつ南条冴子は、さらに何か社会的なことをしたくなって、ホームレスの支援をしようと考えたのである。 南条冴子は、マスコミをバカだと思っている。 ホームレスの原因は、経済不況が原因だと書きまくっている、あるいはテレビで訴える文化人とやらに、呆れてもいる。 ホームレスというのは、不況だけでは生まれない。 いろいろな要因があって、起こっているのである。 ところが、日本のマスコミというものは、何しろ一色に塗るのが好きである。 いや、猿のように、それしかできないのである。 猿でもわかる報道というのを目指していると、非常識な芸人が話していたが、彼らこそが猿以下……。 --それは皮肉にしかすぎないが、冴子はそう思っている。
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