NHK BS1 2009年12月29日
核汚染大陸
~アメリカ核兵器工場の証言者たち~
(ロッキーフラッツ)
ロッキー山脈の麓……。ここには、秘密の核兵器工場「ロッキー・フラッツ」があった。
ここで製造された装置が核兵器にくりこまれた。
それはトリガーという起爆装置。
ふりかえる元労働者。
放射能は静かな殺人者……。
脅威がいまだに存在する……。
暮しに忍び寄ってくる……。
国家機密のぶあついベールで隠されてきた。
--ロッキー・フラッツで働いた仲間たちでつくった「ロッキー・フラッツ冷戦博物館」をつくろうとしている。
倉庫にはロッキー・フラッツで使われていた機材が集められている。
1000人ほど従業員がいたという。
働くためには、FBIの徹底した調査があったという。
軍隊経験(朝鮮戦争)があったら、身辺調査が簡単で、軍隊時代から誘いがあったと話す元従業員。
ハンフォードからプルトニウムが運び込まれた。
トルーマンは水素爆弾の開発を承認。
プルトニウムの加工はグローブ・ボックスの内でおこなわれた……。
試行錯誤があったという。あぶなかっしい時代と語る元従業員。
プルトニウムを扱う部門は給料がよかったという。
ソ連より優位にたつため、増産。
小さなトラブルは日常茶飯事。
--大きな事故がおきる。
グローブ・ボックス内で、プルトニウム火災。
バスケットボール大の火があがったという。
作業は一晩中かかったという。汚染された水が施設全体に……。
地元紙はこの事故を大きく報道。牧場からもプルトニウム検出。
汚染はロッキー・フラッツ内にとどまったというのは嘘。
ベトナム戦争で大きな反戦運動がはじまり、核工場にも……。
ロッキー・フラッツを閉鎖せよ!
反戦反核運動の人たちが集まる……。
プラカードで自動車をたたかれて、「おまえは赤ん坊ごろしだ」と言われたそうだ……。
何でも言える自由な国のために戦っているとわかってほしいというペテン師の論理の秘密工場元従業員。
6000人の従業員にふくれあがったという。
--プルトニウムは骨髄にいすわり、白血病などにかかり、命をうばわれる……。
葬儀の連絡が次々と……。
ガンや腫瘍、白血病で死亡していく……。
冷戦をたたかう戦士だと賞讃された従業員。
16人の親族が働いていた人もいる……。家族ぐるみで雇っていた。そのほうが、機密を守るためによいと思っていた。しかし、何をしているか、親族の間でさえ語れなかった。
自らを戦士だと思っていたという。
--国家機密だったロッキー・フラッツ。どんな問題がおこっていたのか?
FBIが強制調査。
環境への重大な犯罪行為。
操業停止へ。
5年後、ベルリンの壁崩壊。
冷戦終結……。ロッキー・フラッツの最後。
10年かけて解体。70億ドルかけると決定。
配水管などに、プルトニウムが大量に残っていたという……。
針がふりきれるほどの部屋、【インフィニティ・ルーム(無限大の部屋)】
50年代、ポンプ故障で放射能汚染されたという。それ以来閉鎖されていたという。
--作業を6年に短縮しろと命令があった……。
建物の残骸は埋めてしまうことにしたという。
それゆえ、今も立入禁止地域となっているという。
問題は終わっていないという……。
--元従業員の妻でも知らないから博物館をつくるのは良いことだという。
「ロッキー・フラッツ」で働いたことを誇りに思うという元従業員。
【イラク】のこのような人たちも、彼らは認めるのでしょうか?
ペテン師たちは、今も「正当化」していることだろう……。
そして、相手を非難して……。同じことをしてる仲間であることには気がつかない……。
【リカバリー・アクト(経済活性化政策)】
老朽化した核施設などを解体と汚染除去をする。全米各地、107施設。
ロスアラモス研究所の一部解体をはじめる。
INDEX
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~アメリカ核兵器工場の証言者たち~
(ロッキーフラッツ)
ロッキー山脈の麓……。ここには、秘密の核兵器工場「ロッキー・フラッツ」があった。
ここで製造された装置が核兵器にくりこまれた。
それはトリガーという起爆装置。
ふりかえる元労働者。
放射能は静かな殺人者……。
脅威がいまだに存在する……。
暮しに忍び寄ってくる……。
国家機密のぶあついベールで隠されてきた。
--ロッキー・フラッツで働いた仲間たちでつくった「ロッキー・フラッツ冷戦博物館」をつくろうとしている。
倉庫にはロッキー・フラッツで使われていた機材が集められている。
1000人ほど従業員がいたという。
働くためには、FBIの徹底した調査があったという。
軍隊経験(朝鮮戦争)があったら、身辺調査が簡単で、軍隊時代から誘いがあったと話す元従業員。
ハンフォードからプルトニウムが運び込まれた。
トルーマンは水素爆弾の開発を承認。
プルトニウムの加工はグローブ・ボックスの内でおこなわれた……。
試行錯誤があったという。あぶなかっしい時代と語る元従業員。
プルトニウムを扱う部門は給料がよかったという。
ソ連より優位にたつため、増産。
小さなトラブルは日常茶飯事。
--大きな事故がおきる。
グローブ・ボックス内で、プルトニウム火災。
バスケットボール大の火があがったという。
作業は一晩中かかったという。汚染された水が施設全体に……。
地元紙はこの事故を大きく報道。牧場からもプルトニウム検出。
汚染はロッキー・フラッツ内にとどまったというのは嘘。
ベトナム戦争で大きな反戦運動がはじまり、核工場にも……。
ロッキー・フラッツを閉鎖せよ!
反戦反核運動の人たちが集まる……。
プラカードで自動車をたたかれて、「おまえは赤ん坊ごろしだ」と言われたそうだ……。
何でも言える自由な国のために戦っているとわかってほしいというペテン師の論理の秘密工場元従業員。
6000人の従業員にふくれあがったという。
--プルトニウムは骨髄にいすわり、白血病などにかかり、命をうばわれる……。
葬儀の連絡が次々と……。
ガンや腫瘍、白血病で死亡していく……。
冷戦をたたかう戦士だと賞讃された従業員。
16人の親族が働いていた人もいる……。家族ぐるみで雇っていた。そのほうが、機密を守るためによいと思っていた。しかし、何をしているか、親族の間でさえ語れなかった。
自らを戦士だと思っていたという。
--国家機密だったロッキー・フラッツ。どんな問題がおこっていたのか?
FBIが強制調査。
環境への重大な犯罪行為。
操業停止へ。
5年後、ベルリンの壁崩壊。
冷戦終結……。ロッキー・フラッツの最後。
10年かけて解体。70億ドルかけると決定。
配水管などに、プルトニウムが大量に残っていたという……。
針がふりきれるほどの部屋、【インフィニティ・ルーム(無限大の部屋)】
50年代、ポンプ故障で放射能汚染されたという。それ以来閉鎖されていたという。
--作業を6年に短縮しろと命令があった……。
建物の残骸は埋めてしまうことにしたという。
それゆえ、今も立入禁止地域となっているという。
問題は終わっていないという……。
--元従業員の妻でも知らないから博物館をつくるのは良いことだという。
「ロッキー・フラッツ」で働いたことを誇りに思うという元従業員。
【イラク】のこのような人たちも、彼らは認めるのでしょうか?
ペテン師たちは、今も「正当化」していることだろう……。
そして、相手を非難して……。同じことをしてる仲間であることには気がつかない……。
【リカバリー・アクト(経済活性化政策)】
老朽化した核施設などを解体と汚染除去をする。全米各地、107施設。
ロスアラモス研究所の一部解体をはじめる。
INDEX
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