あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 238 フランスと原子力 「フランスと原子力推進は、どの国よりも激しいものでござる……」 「そうかしら?」 「チェルノブイリ大事故のときにも、イタリアにも死の灰が降ったというのに、フランスでは何もないようにしていたでござるよ」 「地理的にありえないこと?」 「そうでござる。フランスは原子力を国是としているでござる。フランスという国は中東からのエネルギーに頼っていては、よくないというでござる」 「それはそうね……。日本も同じだけど……」 「日本も原子立国でござる……。地震大国なのに、原発を無理矢理推進しようとしているでござる」 「そうね……。困ったものね。柏崎刈羽原発も止まったままで一年をすぎんでしょう」 「そうでござる。巨費を使ったにもかかわらず、一円も回収できないどころか、またつぎこんでいるでござるよ」 「フランスは芸術の街パリって、イメージがあるのにね」 「フランスのことを、どうしてこう良いイメージでいるのか、理解できないでござる。テロというのも、フランスが元祖であり、日本で市民改革というのが、それでござる……」 「市民改革がテロだったの?」 「市民改革というよりも、市民を切り捨てたブルジェア改革でござる。それを真似たのが、赤い血ぬられた貴公子・レーニンでござる……」 「市民改革って、それもウソみたいね……」 「だから、拙者もブルジョア改革のほうがよかろうと思うでござるよ。王室を倒したブルジョアたちというわけでござる……。ロシアも似たようなものでござるよ」 「フランスのイメージが狂っちゃうわあー!」 「そして、フランスは死の商人の国でござる……。それも、イスラエルやイラク、イランに原発を売った国でござる……。こんな卑劣な国も珍しいでござる」 「原発を売ったの……」 「そうでござるよ……。原発から生まれたものを、処理して核兵器が作られたのでござるよ。核拡散させたのは、フランスでござる……」 世の中にはいろいろな見方があるもの……。
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