磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核拡散をもたらしたフランス外交

2008年07月22日 | 読書日記など
NHK BS1 2008年7月15日
シリーズ 核の時代


核拡散をもたらしたフランス外交
Artline Rilms/ARTE(2001年フランス)


--死の外交。
ひとことで言えば、そうなると思う。

1986年9月8日、7人のフランス人がレバノンで人質になったままです。
--そんなニュースの場面からはじまる。

1980年代なかば、フランスはテロの驚異にさらされていたという。

人質事件だけではなく、爆破事件も……。

1986年11月、ルノーの社長ジュルジュ・ベスも暗殺。
--フランスの核開発に深く関わった人物。
イランも資本参加していたという。
--イランを核開発の一歩をはじめさせたのはフランス外交だったという。

フランスはアメリカの核の傘に入りたくないので、独自の開発。
--そして、イラク、イランも仲間にいれた。
今、問題になっているイランの核問題のタネをまいたのはフランスである。

フランス、キューリー夫妻の像。
--その娘夫妻が原子爆弾の特許をとった……。
しかし、最初につくったのはアメリカ、イギリス、カナダだったという……。

そして、ソ連が原爆製造。
--フランスに手をかすアメリカ(資金援助も含む)。

原発競争はアメリカが勝ったという。

原発は目的は核兵器の開発のためだったという。

フランスは独自の開発というが、真実はわからないという……。

フランスの原発開発はイスラエルが協力したという。

原爆はアメリカの承諾なしで使用することはできない……。

--冷戦とはヨーロッパがアメリカに隷属していた時代……。

アメリカの核の傘からの自立をもとめたドゴール大統領。

ドゴールはアメリカからの核支援を断る。

--ドゴールはパーレビ時代のイランへ。

二つの国には、アメリカからの解放という目的があった。

ドゴールは民生用は核兵器の技術に転用されないと勘違いしていたという。

法でアメリカは、原発売れず(ニクソン政権時)。
--セールスマンとしてフランスを使う。

パーレビ国王は核兵器によって権力をたしかなものとしたかった。
--原子力エネルギー開発に着手する……。

ソ連のために対抗しようとしたわけではない。
--国は時代とともに生きる。20年後、パキスタンがもっているかもしれない……。
そうしたら、すべてが変わってしまう……。

--石油危機。
フランスのエネルギー政策を根本的にかえることになる……。
原子力エネルギーを増やすことにする。

--シラクがイランへ。
イランへ原発をつくることにした。
資本のユーロディフ社に10%の資本を参加をした。

その他にもフランスにも融資したという。
--フランス一国ではまかなう資金力はなかったという。
イタリアなども参加していたという。
--そして濃縮を成功し、イラン、イラクへセールスをする。
シラクはイラクではフセイン大統領と原子力協定を話し合う。

イラクのバクダットのオシラク原子炉は、フランスが作ったという。それは原爆級のものだったという。
--フランスはアメリカやイスラエルから強い圧力を受ける……。

フランスの港で、炉心が爆発。
イラクの学者が2人、暗殺。
オシラク原子炉爆撃……。

--イラクでは王政反対の運動が……。
パーレビ国王はフランスと原子炉の契約を結ぼうとする。

フランスに亡命したホメイニ師に反王制派があつまる……。
--イラン革命。

濃縮ウランの3分の1がユーロディフ社で作られている。
--イランは契約した権利を主張。
フランスはイランから撤退しょうとするが、イランは許さなかった……。

イラン・イラク戦争がはじまる……。
--イラクの支援を決めた欧米諸国……。
どちらも、疲弊することを狙っていたという。

--完成間近な、オシラク原子炉が破壊されたという。
食事にいくとき、レーダーを切って出ていくのをイスラエルは知っていたという。
その情報を漏らしたのはフランスだろう……。

イランはイラクに協力したフランスにテロ攻撃をしかけた……。

--イランは今もユーロディフ社の株主だという。
フランスから、低濃縮ウランも手に入れたという。









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