磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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3月10日東京大空襲 仲村トオル・主演

2008年03月13日 | 読書日記など
TBS放送 2008年3月10日

3月10日東京大空襲
仲村トオル・主演



東京大空襲のことでは何しろ、伝えられていない。
--この一言だと思います。

かなり激しいものなのに、焼夷弾(なかにはクラスター爆弾も含まれる)が落ちてきても、逃げられると思っている人までいる……。

このドラマのなかでは、日本人が、人間の体は水分がほとんどだから、抱きついたら消えるとまで語っている。

--ありえないことですね……。その人にまずやってもらいたいくらいです。

ドラマというのは映画に比べて時間も予算もないのだろう。
--映画『ドレスデン・運命の日』にくらべて実に軽い調子になっている。

ドラマの途中で現代の画面になったり、筑紫哲也が遺族にインタビューしているところなどが含まれたりもする。

しかし、これほど伝えられていないのだから、こんな手法で念を押すというのも仕方がないのかもしれないと思う。

都は銀行で巨額な損失を出しているとニュースでみるが、そんなオカネがあったらどうして「東京大空襲」のための施設をつくらないのか理解できない。

東京なのだから、全国の戦争被害をも表現できる施設つくってもいいのではないか?
--しかし、福祉の後にして欲しい気もするが、証言する人がいなくなってからでは遅すぎるとも思う……。難しいところである。

軍がこのような戦争被害を撮らせたがらないのを、それにも負けず撮影した石川光陽カメラマン。

戦争は民主主義の形態ではありえない。戦争は究極の差別。
--それに闘うべき理由を伝えること。
これは民主主義教育として不可欠とボクは思う。


■東京大空襲・石川光陽カメラマン■3月8日放送




この番組で印象に残ったのは、B29の戦闘機にのったいた人たちが、この石川の写真をみて、悲しみの表情をおぼえているところだった。

戦争に勝利者なし……。
--もし、あなたが人間だったら、そうなるのでは?……。






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