磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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スリーマイル島原発事故の衝撃-1979年3月28日そして……-

2008年07月22日 | 読書日記など
『スリーマイル島原発事故の衝撃-1979年3月28日そして……-』
   高木仁三郎・編/社会思想社1980年

高木仁三郎さんが書かれた本です。

もくじ



映画のタイトルと、現実。下「」引用。

「ついには地球の裏側の中国に達するというブラック・ユーモアをこめた「チャイナ・シンドローム」という言葉は、TMI事故直前に公開された同題名の映画によって、いちはやく流行語になった。もし燃料棒が溶けて地中に潜り込めば、地下水とともにサスケハナ河に流れこみ、ペンシルベニア州とメリーランド州を通って、カキの養殖で有名なチェサピーク湾に流れこむ。」

カーター大統領が視察したという。下「」引用。

「▼午後二時、大統領専用ヘリで、カーターは夫人とともにハリスバーグ入りした。海軍の原子力技術者として、かつてカナダのチョークリバー原発事故の際に、炉内に入って解体作業に携わったことのある大統領は、三五分間、TMIを視察した。記者会見で、カーターは、まずTMI炉で複雑かつ危険な作業に当たっている数百名の科学者・技術者の努力を讚え、第一の大問題は、住民の健康と安全であることを強調し、今後とも問題解決のため、連邦政府はあらゆることをすると誓い、集まった住民に対して、冷静に、いかなる指示にも従うよう要請した。」

点検をしている時に事故は起きたという。

欠陥炉と指摘されていたという。下「」引用。

「ネーダーグループや地元紙などが指摘しているように、TMI二号炉は名だたる欠陥炉であった。」

「日本でも予測されていた--伊方裁判における住民側準備書面より」という小タイトルがありました。

そして、有能なスタッフが送られたという……。下「」引用。

「そして、カーター大統領じきじきの命令により、初めて、有能なスタッフであるデントン原子炉規制部長が現場に送り込まれた。」

土光氏の問題発言。下「」引用。

「土光経団連会長が記者会見で、「失礼な話かもしれないが、米国で良かった。日本のためになる」などと発言。」

どうためになったのか?
--アメリカの人にも失礼をこえている……。

フランスとドイツが対照的なのは、このころもそうであったようだ。下「」引用。

「西ドイツと対照的なのが、フランスの対応である。フランスは、オイルショック後の一九七四年に、新規発電所をすべての原発とし、毎年五基、五○○万キロワットずつ、八五年までに四○○○万キロワットの原発を建設し、総発電量の五五パーセントをまかなうという野心的な原発建設計画をたてた。」






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