『ブルーバックスB-1359 世界の放射線被曝地調査-自ら測定した渾身のレポート-』
高田純・著/講談社2002年
納得できない、理解できないところが多々ある本でした。
--この本は広島大学のWebで紹介されている本です……。
最初のころにこう書かれてあります。下「」引用。
「原子力をエネルギーの重要政策のひとつとして推進するわが国ではあるが、放射線被曝とその防護法に関する教育は皆無に近い状態にある。もちろん避けなくてはならない核災害ではあるが、多くの国民がその科学的影響の中身や防護法を知ることは大事である。」
そんな防護法なんてあるんでしようか?
--この本には防護法は書かれてなかったと思います。
チェルノブイリ事故でも、ロボットは動かすことはできず、人間がロボットのかわりをしたという……。
逃げ出すことができる学者たち……。
でも、世界がチェルノブイリ事故の影響も受けていることだろう。
この表現はやはり納得できない。下「」引用。
「空中爆発した火の玉に含まれる高温の放射性物質は上空一万メートルまで昇るので、爆心直下にはほとんど降下しない。したがって、これら核分裂生成物は直下の残留放射能にはほとんどならない。しかし、地球全体の放射能汚染の原因にはなる。残り一○パーセントの放射能は地上から舞い上がった土砂微粒子へ吸着する。すなわちキノコ雲の幹の部分である。この地表からの舞い上がり物質も中性子により誘導された放射性物質である。土壌成分や燃え上がった家屋の材料成分である。原爆雲の幹の部分は風下の方向へ流れながら少しずつ降下し、地表を汚染する。これをフォールアウトと言う。その間に雨が降れば、降雨地域に高濃度放射能汚染をもたらす。」
でも、この本では、原爆雲のことは書かれてある。
原爆雲の幹の部分が、黒い雨になるという。
幹の部分はいずれ傘の部分になるから、傘の部分もそうではないか?
ほとんどないとゼロとは異なることですね。下「」引用。
「この地の状況は、広島や長崎での空中爆発の場合と大きく異なっている。日本の爆心地の当時の核汚染は、この地点と比べると、圧倒的に少ない。その理由は、直下の中性子放射化量が比較的少ないことと、直下に核分裂生成物のフォールアウトがほとんどなかったことにある。-略-テロならば、こうした地表に近いビル内での爆発もあるかもしれない。」
チェルノブイリ事故の現地へいった著者。下「」引用。
「「広島では何人が亡くなりましたか」と聞かれた。「一九四五年の一二月までに市民一四万人が死亡したが、今は完全にきれいになり、復興しています」と伝えた。」
ほかの本ですが、とんでもない広島の学者が現地へ行き、国際的な顰蹙をかっていたという。
チェルノブイリから広島へ
水爆実験ではないと書く本があるが……。下「」引用。
「一九五四年(昭和二九年)のビキニ被災である。この事件は知らなくても、女性の水着としてのビキニを知らない物はいないだろう。この名前の由来が、実はこの核実験の世界への衝撃にあるようだ。」
ビキニ・津波・うらみ-南太平洋の探険とチリ津波-
この実験前にもうすでにビキニはあった……。
--それ以前の原爆でも、ものすごかったという……。
今では、広島型はマッチといわれていますね……。
それなのに、水爆をつくった。オッペンハイマーなどは反対した……。
index
「東海村臨界事故」についても書かれてありました。
index
もくじ
目 次
高田純・著/講談社2002年
納得できない、理解できないところが多々ある本でした。
--この本は広島大学のWebで紹介されている本です……。
最初のころにこう書かれてあります。下「」引用。
「原子力をエネルギーの重要政策のひとつとして推進するわが国ではあるが、放射線被曝とその防護法に関する教育は皆無に近い状態にある。もちろん避けなくてはならない核災害ではあるが、多くの国民がその科学的影響の中身や防護法を知ることは大事である。」
そんな防護法なんてあるんでしようか?
--この本には防護法は書かれてなかったと思います。
チェルノブイリ事故でも、ロボットは動かすことはできず、人間がロボットのかわりをしたという……。
逃げ出すことができる学者たち……。
でも、世界がチェルノブイリ事故の影響も受けていることだろう。
この表現はやはり納得できない。下「」引用。
「空中爆発した火の玉に含まれる高温の放射性物質は上空一万メートルまで昇るので、爆心直下にはほとんど降下しない。したがって、これら核分裂生成物は直下の残留放射能にはほとんどならない。しかし、地球全体の放射能汚染の原因にはなる。残り一○パーセントの放射能は地上から舞い上がった土砂微粒子へ吸着する。すなわちキノコ雲の幹の部分である。この地表からの舞い上がり物質も中性子により誘導された放射性物質である。土壌成分や燃え上がった家屋の材料成分である。原爆雲の幹の部分は風下の方向へ流れながら少しずつ降下し、地表を汚染する。これをフォールアウトと言う。その間に雨が降れば、降雨地域に高濃度放射能汚染をもたらす。」
でも、この本では、原爆雲のことは書かれてある。
原爆雲の幹の部分が、黒い雨になるという。
幹の部分はいずれ傘の部分になるから、傘の部分もそうではないか?
ほとんどないとゼロとは異なることですね。下「」引用。
「この地の状況は、広島や長崎での空中爆発の場合と大きく異なっている。日本の爆心地の当時の核汚染は、この地点と比べると、圧倒的に少ない。その理由は、直下の中性子放射化量が比較的少ないことと、直下に核分裂生成物のフォールアウトがほとんどなかったことにある。-略-テロならば、こうした地表に近いビル内での爆発もあるかもしれない。」
チェルノブイリ事故の現地へいった著者。下「」引用。
「「広島では何人が亡くなりましたか」と聞かれた。「一九四五年の一二月までに市民一四万人が死亡したが、今は完全にきれいになり、復興しています」と伝えた。」
ほかの本ですが、とんでもない広島の学者が現地へ行き、国際的な顰蹙をかっていたという。
チェルノブイリから広島へ
水爆実験ではないと書く本があるが……。下「」引用。
「一九五四年(昭和二九年)のビキニ被災である。この事件は知らなくても、女性の水着としてのビキニを知らない物はいないだろう。この名前の由来が、実はこの核実験の世界への衝撃にあるようだ。」
ビキニ・津波・うらみ-南太平洋の探険とチリ津波-
この実験前にもうすでにビキニはあった……。
--それ以前の原爆でも、ものすごかったという……。
今では、広島型はマッチといわれていますね……。
それなのに、水爆をつくった。オッペンハイマーなどは反対した……。
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「東海村臨界事故」についても書かれてありました。
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