磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

現代教養文庫1131 虹の戦士たち グリーンピース反核航海記

2008年06月14日 | 読書日記など
『現代教養文庫1131 虹の戦士たち グリーンピース反核航海記』
   ロバート・スンター(著)/渕脇耕(訳)/社会思想社1985年

ボクはジョン&ヨーコの平和がいいと思っている。
--平和は、平和的な手段で! というのが正しいと思っているし、平和な心というのが大切だと思っている……。

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表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「島は落ち、鹿は倒れ、海が真っ黒になるとき、人びとを連帯させ、母なる大地を救う。グリーンピースは、北米インディアンの神話に登場する、虹の戦士たちの末裔として誕生した。-略-」

ジョン・レノンは正義をふりかざす人ではありません。
--人間としての行動をしました。

正義をこえた『神話』の人たち、現実を見つめていただきたいと思う。
--なかにはインディアンを虐殺した末裔だという人たちもおられるのではないでしょうか?

クエーカー教徒を批判? 下「」引用。

「クエーカーたちは「監視」するだけで満足していた。」

活動家というのも、どこから資金が出て、何を目的にされているかで意味がかわるとボクは思う……。

--成果というのをグリーンピースはあげているという……。
アムチトカ核実験。
--ラッコや鳥たちの死。下「」引用。

「タイム」誌は「アムチトカのまずまずの成功」という見出しのもとに、こう記した。「アメリカのある行動をめぐってこれほどまでに多くのカナダ人がこれほどまでに深い反感と怒りを感じたことは、まずもってめったになかったことである。ある時など抗議の声は急進左翼からだけでなく、カナダ社会の幅広い層からも出て来た。彼らは実験のもたらす環境の危機、その他もろもろの予測されゆる災害に不安を覚えたのだ。」

非暴力でされていたのでしたら、よかったとボクも思います。ありがとう! とも思う……。

そして、核実験から“クジラ”へ。下「」引用。

「“核実験”から“クジラ”へと大きな転換ではあったが、地球を破壊するものに対し、非暴力直接行動で立ち向かう、という点ではなんら変わりはなかった。」

非暴力なんでしょうか?
--ボクにはそう思えませんが……。
『神話』を楽しんでおられる人たちは、暴力も暴力でなくなるのでしょうか?

原爆神話では日本人をも救ってくださったそうです。

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「訳者あとがき」にも書かれてありすが……。下「」引用。

「三輪妙子さんが「解説」で述べられておられる「グリーンピースに対する複雑な気持」には、私も覚えがある。」


がんばってももらいたいとも思うし、ボクも複雑である……。










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子どもの文化 1987-8--特集 子どもに戦争をどう伝えるか-第19巻8号

2008年06月14日 | 読書日記など
『子どもの文化 1987-8--特集 子どもに戦争をどう伝えるか-第19巻8号』
   子どもの文化研究所・編/子どもの文化研究所1987年

〈アニメ・映画が伝える戦争〉




冗談のきつい非科学的にものがけっこうありますね。

でも、それは現実を知るものではなく、虚構を楽しむものですね。下「」引用。

「核戦争があるやと問えば生徒らの多くはあると無邪気に答う--篠原俊則」

超能力で救われるとでも思っている子どももいるのでは?
--そんなことはないんですよ。科学的に考えたら……。
理工系のエリートなのに超能力を信じて、カルトに入信して、大変なことをした人たちはいますが……。

取り上げられなかった作品もあるという。
--『なっちゃんの赤いてぶくろ』(原爆、アニメ)、『ヒロシマという名の少年』(ナレーション・吉永小百合)。

「チロヌップのキツネ
  原作・高橋宏幸
  製作・ヘラルドエンタープライズ(株)グループタック
  監督・今治哲男
  (カラービスタサイズ72分)」

「シーキャット
  原作・脚本・監督/杉山卓
  製作/瀬戸義昭・村山耕一・杉山卓
  製作・配給/スペース映像・オープロ・デック
  短編アニメーション・20分」

説明。下「」引用。

「映画は、海(シー)で育った猫(キャット)が、一見、イルカやラッコと一緒になって海の生活を楽しく冒険する話のようですが、とろこが大きなクジラに似た化け物(原潜)が海底を動きまわり、その平和な海に危険が迫ってくる辺りになると様子が一変します。-略-」

「学習アニメーション 核戦争
  製作 遊学舎
  監督・浦畑達彦
  16ミリカラー・15分
  ビデオあり」

説明。下「」引用。

「核兵器の現状や、核戦争が今起きたら、世界はどうなってしまうかなどを小学生から中学生向けに解説した学習アニメーションである。
 教科書からヒロシマ・ナガサキの記述が減らされ核のおそろしさが伝えにくくなっている今日、これを補なう教材としてはきわめて適切なものだろう。」


「あおよ! かえってこい
  製作 映像工房むう
  原作 早乙女勝元
  監督 中村武雄
  16ミリカラー・20分」

内容。下「」引用。

「昭和20年3月9日夜、東京大空襲。火は下町を焼きつくした。東京の半分が焼かれ百万人が殺された。-略-」

「SOSこちら地球
  製作・共同映画
  監督・河野秋和
  カラースタンダード・68分」

内容。下「」引用。

「『SOSこちら地球』は親子映画第十四作で、しかも日本では珍しい長篇人形アニメーションです。-略-国籍不明のミサイルが-略-」

星の牧場
  ・原作 庄野英二(理論社刊)
  ・監督 若杉光夫
  ・フィルム・セレッセント」

内容。下「」引用。

「戦場でマラリアに患り、記憶を喪失して帰国したミモイチ。-略-」


『二十四の瞳』や『風が吹くとき』など有名な作品の紹介もありました。








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原爆は落ちている!! 過去でも未来でもなく今現在………

2008年06月14日 | 読書日記など
『原爆は落ちている!! 過去でも未来でもなく今現在………』
   平和と民主主義を守る会・著/
     平和と民主主義を守る会1983年

うすい冊子で、手作りという感じがします……。



科学的に書かれた本ではありませんが、まじめに原発の問題を見つめておられるとボクは思います……。

こういうタイトルもありました。下「」引用。

「人類歴史上最大のペテン
  原子力発電 それは核兵器が
   厚化粧したバケモノだ!!」

ある意味、すごい怪物といってもいいかもしれません……。
チェルノブイリなどでは、すさまじいもので戦争よりもひどいという……。

アメリカでもこんなことがあったという。下「」引用。

「さらにアメリカ、ドレスデン原発では、放出量が1963年、7万1600キュリーだったのが、65万キュリーへと上昇したのに供い乳児死亡率を調べてみると、原爆のあるグルンディ郡やその隣りのリビングストン郡では1964年の140%増と二倍以上にもはね上がっている。それは、ドレスデン原発のあるイリノイ州全体の乳児死亡率にも影響を与え、1963年に23.9と最低だったのが、66年には25・6と増加した。これはドレスデン原発からの放射性ガスの放出の増大とぴったり合い、その後欠陥のあった燃料棒が交換され、放出量が減ると乳児死亡率も減少した。」


中曽根康弘の愚かな行為をつたえる新聞記事。下「」引用。

「突如現われた原子炉予算 早すぎると反対
 -略-改進党で原子炉予算を提案したのは中曽根康弘、斎藤憲三両氏。中曽根氏は昨年、アメリカで原子力研究状況を視察している。
    昭和29年3月4日朝日新聞」

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データ隠しも昔から……。下「」引用。

「隠された報告書
 科学技術庁夏至力曲に14年間も門外不出の極秘文書がある。「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損がいに関する試算」という報告書で35年当時国会の科学技術庁委員会でも、問題となり、野党議員から再三提出要求が出された。
 しかし、科学技術庁は「影響が微妙で……」「知らない人が見るとびっくりするから……」と逃げまわり、そのうち安保騒ぎでウヤムヤになった。-略-
    1979(S49)11月5日 毎日新聞」

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サンケイの勧誘員・田中角栄。下「」引用。

「1970年9月田中角栄が自民党幹事長時代に全国の自民党支部連合会長、支部長あてに「取り扱い注意、親展」として、
「初秋を迎えていよいよ御健勝のこととお慶び申し上げます。さてサンケイ新聞は、わが自由民主党の政策を理解されわが党の政策遂行にたいへん御協力いただいております。
 つきましては地方支部等で、今だにサンケイ新聞を購読されていない方々に同紙の愛読をお願いいたしたいと存じます。同紙の拡張はわが党広報活動拡大にもつながるものでありますので事情御了承のうえ御高配を願いあげます。」という通達を出し国会でも取りあげられ『サンケイ』は自民党の機関紙か」と追求された。」

その結果は、夕刊もない新聞に……。

子どもにまで……。下「」引用。

「そして、先程の小学校五年生の作文「発電所を見て」というのは、夕刊フジが行なった関西電力の宇治・天ケ瀬発電所や福井県美浜原発などの『電気のふる里見学ツアー』に参加して書かれたものである。
 夕刊フジは、それはサンケイ鹿内社長の新聞による革新制覇の他に作られた物-略-
 日本がかつて軍事教育化の中で行なった悪魔の宣伝は、幼ない子供達に何の抵抗もなく受け入れられ、それは戦争肯定化への非常な大きな力となった。」

もはや、ジャーナリズムなき朝日新聞社。下「」引用。

「アンヴィエル社発行 西尾漠著『原発・最後の賭け』によれば、東京本社編集局発行の『えんぴつ』という社内報(189号、8月25日号)を引用して、「全国の支局、通信局などで原子力問題を担当している第一線記者21人に東京本社に集まってもらって、この問題について開いた研修会」の内容を紹介している。
「朝日新聞社から月給をもらっている限り、われわれは基本的に原発には反対という立場で原稿は書いてはいけないわけか。」という参加記者の質問に岸田純之助論説主幹は、「そういう質問が出るとすればその通りだと答えるほかない」と答えている。さらに秦正流編集担当専務が補足して「記者個人が原発に反対するのは基本的に自由だが、その考えを記事にするときは署名を入れてほしい。それをボツにするかどうかの権限は編集局にある。」
“正義のペン”はもはや新聞社には存在しない。」


そして、企業などから、ものをもらう新聞記者。

この冊子ではありませんが、小渕さんが死亡されたとき、マスコミの人たちは、ピザをおごってもらったと嬉しそうに話していた……。

たかがピザだけど、その効果は大きいようですね……。

いつものこととはいえ、情ないですね。

いくら正義ぶっても、原発はスルーのマスコミ人がほとんどですね。










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194 男流作家・富士山慎太郎

2008年06月14日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




194 男流作家・富士山慎太郎


「そうよね、女の人は、お尻を平気で人前でさらせるけど、男性はそんなわけにはいかないもの」

「あのー、わたしの世界では、逆なのよ。わたしと、オカネスキーと同じなのよ」

そういいながら、ハテナと思う……。

でも、うれしそうなオカネスキー。

「あら、そうだったわね。お尻、丸出しなんて恥かしいわ」

「女性でも恥ずかしいという人もいるんじゃないの」

「そう、いるわねえー」

「ああー」

ため息をつく茜。

それから、テレビをつける茜。

男性の作家らしい人物があらわれて、真っ赤な顔をして発言している。

「世の中は男性差別をしすぎてますわ。ひどすぎます。私が芥川賞をとったときも、男流作家なんて言われたんですよ。いったい男流作家なんていったい、どういう言葉なんでしょうか? これが民主主義国家なんでしょうか」

富士山慎太郎と名札が書かれてある。

「何をいっているんですか!」

いかったような口調の女性がうつる。目つきのきつそうな女性である。その「何を言っているんですか!」というその言い方は富士山慎太郎を馬鹿にした口調であった。

「田辺聖子さん、あなたって人はひどい人ですわよ」

田辺聖子って……。

この世界では、男が女で女が男だから、きっと逆なのね。

でも、田辺聖子さんがこんなひどい口調の言葉つきをしていたのを聞いたことがない。

世界の違いは大きなものである。

「そもそも、女社会であるから、それを男を馬鹿にして、男流作家なんて言われるんじゃありませんか!」

富士山慎太郎は必死に反論している。

それにしても、どうして日本人はこのような漫才が好きなのだろう……。

内容のない論争が好きである。

--もし、あっちの世界の茜ならそう思うことだろう。








閑話休題

いろいろな事件がおきますね。

しかし、本当の原因を

つくった人は、

どこかで、気楽に、

フォーエバー・ラブをかけて、

いい気になっているかもしれませんね。

平気でうそをつく人たち











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