磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

195 ノーといえるミニスカおじさん

2008年06月14日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




195 ノーといえるミニスカおじさん


でも、故人である富士山優次郎の兄であることは知っている。

芸能界についてはよく知っているのであるのだが、彼が芥川賞をとったのは知らない。

「富士山慎太郎っていう人、ノーといえる男性という本を書いているのよ」とオカネスキーが教えてくれる。

「ノーといえる男性?」

「そうよ、女性に男性はノーなんて言えないでしょう。だから、きちんとノーと言えるようにって、本を出したのよ」

けっこうけなげな男性である。

「言えないのかしら……」
と、テレビの前の茜はオカネスキーに尋ねた。

「そんなこともないけど、そういうのが日本文化でもあるものね」
と、手編みをしながら話すオカネスキー。

「そんな世界、おもしろくないわね」

「ええ、でも、それは男性にとってでしょう。女性はそんなことはないからいいじゃないの」

「そんなこともないんじゃないかしら……」

「ノーはいうべきよ」

「でも、ノーといったら、ノーといわれるのよ」

「言わせておけばいいのよ」

「それが個人のレベルならいいけど……。国同士なら……」

「自由と平等を愛する民主主義なら、差別はいけないわよ」

茜は当然のことをいった。

「あら、そうね、民主主義国家というなら……」

「そうよ! それも、個人レベルでも同じことよ!」








閑話休題

14日、NHKラジオが

かかっていました。

--ステンバイ・ミーが

かかっていた。




音楽が途中で止まる。

地震がくるとか?

なかなか来ない……。

しかし、少ししてくる!

驚きました……。

こんな体験は初めて

でした……。










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index ドイツ人とチェルノブイリ

2008年06月14日 | TOP【もくじ】
index ドイツ人とチェルノブイリ


ドイツ人はチェルノブイリ事故によって変わったと思う。

ここで、日本とドイツには大きな差が生まれたのではないかとボクは思う。

ベルリンからの手紙【放射能は国境を越えて】

チェルノブイリの雲の下で

チェルノブイリは女たちを変えた

【児童文学】

あしたは晴れた空の下で ぼくたちのチェルノブイリ




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原発事故が起こったら

2008年06月14日 | 読書日記など
『原発事故が起こったら』
   中島篤之助、角田道生・著/学習の友社1989年

原発事故が起こったら……。
--困るどころじゃないだろうと思って手にしました……。
しかし、半分以上がチェルノブイリ事故関連のことでした。



1986年4月26日、チェルノブイリ原発事故、全世界に衝撃的影響を与えたという。下「」引用。

「それまで仮想の問題としてしは考えられていたとしても、現実には起こり得ないだろうと思われていたことが現実となり、事故の結果放出された放射能は全ヨーロッパを汚染し、ごく一部ははるばるわが国にまでやってきたからです。さらに、事故によって汚染された食品が上陸してくるに及んで国民の不安は一挙に高まりました。わが国の原発は果たして大丈夫なのかという不安と心配が国民の大多数を捉えたのはむしろ当然でしょう。」

対策はPR。民放の一番のスポンサーは電力会社。下「」引用。

「思いがけない“原発反対”の世論の高揚に対し、推進側のとった対抗策は安全PRでした。しかし、必要なことは“エネルギーの抜本的見直しであり、民主的討議の発展のためにあらゆる資料の公開を徹底するとであったと思われます。」

この本の注意書き? 下「」引用。

「なお本書は、市川富士夫・野口邦和著『原発・放射能はなぜこわい』とともに企画されたものであり、相互に補いあう関係となっています。」

チェルノブイリ事故の原因をメーデー前の安全向上実験という説がありますね。
--はたして、これだけだったのか?
隠蔽されたので、事実は闇のなかにあるといっていいかとボクは思います。

チェルノブイリの被害者……。下「」引用。

「チェルノブイリ事故では、骨ずい死、腸管死、中枢神経死の三つともが経験されました。これら二八人の死亡者はすべて事故直後の消火活動に当たった人であり、ソ連邦英雄の称号と勲章が贈られました。
 その他に、事故後の爆発および火傷により二名が死亡しました。
 そのうちの一人、ワレーリ・ホデムチュークの遺体は発見されず、埋葬された原子炉=石棺がそのまま彼の墓地となりました。彼の同僚ワロージヤ・シユシエンカは火傷を負い医師や消防団員に運ばれましたが、「向こうにワレーリが」と呟きながら意識を失い、死亡しました。」

もっと見えない被害者も大勢いることでしょうね。

認識の欠如が問題という著者。下「」引用。

「ソ連の技術者が特別に能力が劣っていたというより、安全性にたいする過信と安全最優先の認識の欠如、つまり「セーフティー・カルチャー」に問題があったとみるべきです。」

そうなんでしょうか?
--ボクは高木仁三郎がいうように、人間の力では無理なことをしようとしているように思えてなりませんが……。

もくじ

水俣病の組合が悪かったように書いてある……。下「」引用。

「熊本県の水俣病の場合をはじめ、一九六○年代末から今日まで、産業公害と労働組合の姿勢の関連は大きな社会問題となっています。一般に、日本のような企業別組合では、会社の発展と社員の幸福は一体という認識傾向がうまれがちで、企業サイドはそれを意識的に運用しようとします。現場からの、安全上の問題指摘は、会社によって抑えられる例が「連合」傘下の労組には少なくありません。」

だれの責任なのでしょうか?
--一般企業がなした経済行為ではなく国策に近いものだったということも、この著者の意識にはありません。
いつものことが大きいことだと思います。
--もちろん、学者だって、その一味の人もいますね。
事実を曲げる人たちは、恐ろしいことだと思います。
そして、原発は国策ですね。反原発はテレビのコマーシャルも許されない……。

保険会社は事実を把握していると……。下「」引用。

「一方、電力会社は、事故の場合の、自分の所有する施設の損害のために、人気保険である「原子力財産保険」に加入しています。この保険額が、一施設だけで一○○○億円を越える例が多いのです。この保険額のいっそうの引き上げを電力会社ははかっているのですが、保険業界は渋っています。ビジネスの判断では事故の可能性とその規模は、電力会社が安全宣伝で唱えているよりも大きいと考えるからでしょう。」

ところで、タイトルはどういうことなのでしょうか?

バスが何千、何万台必要であるとか、そんなことは書かれてありませんでした……。









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地球核汚染

2008年06月14日 | 読書日記など
『地球核汚染』
   中島篤之助・編/リベルタ出版1995年

いろいろなことについて書かれてありました……。
図やモノクロの写真が豊富にありました……。



フランスが核実験をしているころの本です。下「」引用。

「いま、ムルロア環礁でのフランスの核実験に全世界から抗議の声が巻き起こっています。しかし実は、南太平洋での核実験は過去に三七○回も行なわれているのです。」

以前の放射線量。下「」引用。

「再調査が行なわれたのは黒い雨だけではありません。一九八○年代には、広島・長崎の被爆者の受けた原爆放射量の再調査も行なわれています。広島・長崎の被爆者の受けた放射線量としては、T65D(一九六五年暫定線量)が七○年代末までかなり確かなものとして使われてきました。これはアメリカのオークリッジ研究所のJ・オークシャの指導のもとで行なわれた「ICHIBAN」研究によって求められたもので、「暫定線量」とはいうものの、その評価制度は広島でプラス・マイナス一五%、長崎でプラス・マイナ一○%と信じられてきました。」

極秘プロジェクトICHIBAN 問い直されるヒロシマの放射線

DS86というので見直されたという。下「」引用。

「ところが一九八○年に入って、アメリカの核兵器研究所として名高いローレンス・リバモア研究所のウィリアム・ロイやオークリッジ研究所のジョージ・カーらが突然、T65Dの見直しを行なった結果を発表しました。彼らは、現在でも軍事機密のため公表されていない広島原爆や長崎原爆の構造や材料についての情報を入手し、核兵器開発のためにつくった膨大なコンピュータ・シミュレーション・プログラム(ロスアラモス研究所で開発された、炸裂した爆弾から放出される中性子線とガンマ線のエネルギー分布を計算するシミュレーション・プログラムは軍事機密のため未公表)を用いて、原爆投下当日の気象条件なども考慮に入れて原爆放射線量を見直したのでした。その後、ロイやカーらの原爆放射線量の見直し結果はDS86(一九八六年線量評価システム)として集成され、現在にいたっています。」


図1 広島における空気中での線量のDS86とT65Dの比較


45図2 長崎における空気中での線量のDS86とT65Dの比較


「軍事中心の原子炉開発」であったという。

クーパー事件(1977年2月、スモーキー実験のときに演習に参加した元兵士ポール・クーパーが、白血病となる)を契機にアトミック・ソルジャーのことも大きな問題になったという。

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ロシアの海洋投棄について書かれてありました。下「」引用。
「「原子炉二基など大量投棄」、「三八隻、船ごと沈める」--一九九三年四月二日、各紙朝刊の一面トップ記事は信じられない出来事を報道しました。報道のもとになったのは、ロシア政府が発行した『ロシア連邦領土に隣接する海洋への放射性廃棄物の投棄にかんする事実と問題』という長い表題の白書(以下『海洋投棄白書』という)でした。」

日本海にも海洋投棄されたという。下「」引用。

「すさまじいばかりの海洋投棄の実態が明らかになり、まだ興奮収まらぬ同年一○月一七日、ロシア海軍は放射性廃棄物の海洋投棄専用線TNT27を使って日本海への液体廃棄物の投棄を行ないました。グリーンピースの調査船の撮った映像がテレビのニュース番組で映し出されていましたから、覚えている方もきっとたくさんいることでしょう。」

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チェルノブイリ事故における「非科学的なIAEAの調査報告」について書かれてありました。下「」引用。

「一九九一年五月、国際原子力機関(IAEA)がチェルノブイリ事故の影響調査報告書を発表しました。二五カ国および七機関の研究所の科学者約二○○人が調査した報告書で、マスメディアは報告書について当時、「住民に大筋影響なし」、「住民の健康被害認めず」と報道しました。
 しかし、調査対象集団と調査時期の選定という点で、IAEAの調査は致命的ともいえる大きな欠陥を持っていました。前者についていえば、汚染地域住民の健康影響を調査することを理由に、事故処理作業に従事した二五~六○万人もの労働者を除外しています。また、事故直後に避難した半径三キロメートル圏内の一三万五○○○人も除外しています。事故処理作業員や避難住民の被曝線量はおそらく汚染地域住民よりもはるかに高いはずです。
 さらに、IAEAの調査に参加した青山芳郎(当時東京大学)によれば「入院中の白血病患者、甲状腺患者、奇形児等は調査していない」(『エネルギーフォーラム』九一年八月号)といいます。要するに、汚染地域住民といっても、実際に調査されたのは病院などに入院していない一応「健全な」住民に限られています。こうした最も重要な放射線被爆者集団や入院患者集団を除外して、事故に起因する人々の健康影響を調査しようというセンスがわたしたち常人にはまったく理解できません。」

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チェルノブイリから広島へ


「突出するわが国のプルトニウム政策」
--その結果として国際的な不安と懸念・疑惑を引き起すことに……。









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