磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

ヒロシマ(HIROSHIMA) ジョルジュ・ムスタキ(GEORGES MOUSTAKI)

2007年07月30日 | 読書日記など
ザ・ベスト! より

ヒロシマ(HIROSHIMA)
ジョルジュ・ムスタキ(GEORGES MOUSTAKI)
POLYDOR


長岡さんの本のなかで、紹介されていた曲です。

フランス語では、Hは発音しないので、「イロシマ」。

エレキではなく、生ギター。

意味深い詩なのでしょうか?

「多分あしたには来るだろう
平和が」

と終ります。

どうも、それは被爆されて生き残った人たちだけのようです。

平和とは、ヒトラーや好戦的な人たちには決して来ないようにボクには思います……。

世の中は、そんな人たちで満ちているとしたら哀れな人類ですね……。

戦争がどんなものか、そして今もそれに影響を受けていることも……。

被爆されて平和運動を続けられている方たちの心の中には平和があるとボクは思います……。


日本語(ローマ字)で訳したカラオケ











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平和の芽 語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり

2007年07月30日 | 読書日記など
『平和の芽 語りつぐ原爆・沼田鈴子ものがたり』
    横山秀夫・著/講談社1995年

歴史のことも、わりときちんと書かれてあります。若い人に向けられて書かれてあると思います。ここに等身大の人間の人生がある……といってもいいのではないでしょうか?



沼田鈴子さんは、語り部として有名な方だと思います。

有名ならセレブとかいって、世の中をなめている人たちとは関係のない方です。

沼田さんとアオギリの関係も、有名な話だと思います。下「」引用。

「鈴子は原爆で片足をうしないました。そのとき二十二歳。結婚式をあげる三日まえのことでした。原爆によって、足も、青春も、お嫁にいく喜びも、よき母になる夢も、すべてうばわれたのです。鈴子は、生きることに絶望し、死をえらぼうとしました。
 しかし--。
 鈴子は長い時間をかけて死の淵から立ちあがりました。きょうを、あしたを、せいいっぱい生きようと誓ったのです。その力を鈴子にあたえたのが、ほかでもない。この被爆したアオギリだったのです。」

当時、後に「十五年戦争」といわれる長い戦争を日本はしていました。

そんな戦争をしていると、街の景色もかわります。下「」引用。

「女学校の行き帰り通る道ばたの店です。その店のウインドーには、たくさんの義手や義足、松葉づえなど、体が不自由な人のための装具がならんでいました。当時は、戦争で傷つく人も多く、そうした専門の店が街にいくつもあったのです。」

今の時代も戦争や紛争があるところでは、このような方たちが増えます。

広島逓信局(現在の中国郵政局)で働く沼田さん。
その運動場に植わっていた大木をみる。
鈴子が生まれたころ、この世に生を受けたあのアオギリ……。

戦争があると、夏休みなどがなくなったそうです。

「楽しいはずの夏休みは、「夏期練成期間(かきねんせいきかん)」とされ、子どもたちはみな、合宿をして軍隊のきまりを学んでいたのです。」

そのアオギリも被爆。燃えていたという……。

家族のはげましなどで、沼田さんは学校の先生に。

10フィート映画運動で、35年前の沼田さんの映像をみることに……。

1983年3月、被爆体験をはじめて話す。
相手は修学旅行で広島にきた東京の高校生。
のちに「ヒロシマ・ナガサキの修学旅行を手伝う会」をつくる江口保さんの紹介。

たくさんの人たちに語られます。
その中には、ツッパリたちもおり、ツッパリたちはやさしかったという。










もくじ





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112 友だち

2007年07月30日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

五章、深く深く“闇”教育




112 友だち


「そうだろうなあー。ぼくたち無理をしていたんだと思う」

「おれと友達になってくれないか」

「えっ、ぼくなんかでいいの?」

「いいよ、何を言っているんだよ。三沢って、そうとう博たちにいじめられたんだなー」

「まあ、もう、その話は終わったよ」
--そう信じている。

間違っていても、今までのぼくとはちがうと思っている。

「ああー、今日から新しい日がくるよ、あの永嶋先生がやめたからなあー。それにしても、このごろさ、学校の先生って新聞ざたとかによくなるよなあー。生徒だけじゃないよなあー。キレてるのは……」

「本当だよなあー。先生がキレてるから、生徒がキレてるのか、生徒がキレてるから、先生がキレてるのか、どっちが先だか、わからないね」

「それだけじゃなくって、政治家とかもすごいよね……」

三沢少年が二組の少年と話していると、後ろで、
「あの人よね、あの人が意見を言わなかったら、陰険な先生が馘にならなかったのよ」
「そうよおー、格好いいわねえー」
「やるわよねえー」
なんて、女の子たちの黄色い声が聞こえた。

女の子にぼくが誉められるとがあるなんて考えたことがなかった。

世界がすごく広くなった気がした。むちゃくちゃ明るい気分になった。

「おい、後ろの女たち、おまえの噂しているぜ」
「そ……」
「おはよう! 三沢くん、昨日、眠れた?」
佐藤美智子だった。

「ああ、ありがとう、あんなにぐっすり眠れたのはひさしぶりだよ」

ぼくなんか、少しも格好よくないんだ。

格好いいのは、美智子なんだ。それを自覚しないといけない。

「ありがとう、きみのおかげだよ」

「生徒会長として、当然のことをしたまでよ。でも……。複雑な気分よ……」

「そうだろうなあー。こんなことになるなんて……」







閑話休題

友達という言葉も、

軽くつかう人もいる。

ボクの親は、

たくさんよりも、

少数でいいから、

誠実にいなさいという感じでした……。












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