龍の声

龍の声は、天の声

「小泉太志命大とは、②」

2020-03-10 22:22:31 | 日本

「昭和天皇と歴代政治家の国師・中化神龍師とは」

高橋五郎氏の数冊の本を拝読させて頂いた。その中で日本の日本古神道に関係する中化神龍師に関しての文章があったので、目が釘付けになった。かつて故金井先生から昭和天皇をバックで支える霊的指導者がいる。
その一人が伊雑宮の前にある伊勢三剣道場主であられる小泉太志命であると聞いたことがある。道場主は一日に真剣で3千回ほど昭和天皇のために剣の祓いの神法を実践してダークの世界から天皇を守られていたらしい。
私も若い時、友人の鈴木氏と共に伊雑宮に参拝に行ったことがあるが、三剣道場にはいかなかった。確かもう一人天皇を守護される神人がいるようでいないようで、そこのところはよく解らなかったが、高橋氏の本を読んで初めてその名前を知った。その方が神龍師であると。
神龍師は、戦後13年間にわたり天皇の指南役を務めて、自民党の複数総理大臣を約20年間指導、その間に昭和天皇と共に戦後日本の文化、経済を世界へ飛躍させた人であるという。以下高橋氏の文章をお借りし私が感じたところだけ抜粋させて頂く。

・中国の秘教集団の紅卍会やあるいは大本教教祖の出口聖師は、すでに救世主の降臨を予言していた。そのお方は昭和3年、昭和天皇が即位したその京都に産まれたのだった。天皇と神龍師のご縁は深い。京都比叡山での荒行の順番は、昭和天皇の次が神龍師だった。共に100日間の断食行をされたらしい。戦後は神龍師が師匠で天皇が弟子になるご縁を結ぶことになる。

・神龍師の誕生日は、昭和3年4月25日である。この誕生日を私(東)が理解する数霊になおすと、年は9、月は3、日は8、その傾斜は2と9であるからしてその性格は、探究心あり、純粋かつ天真爛漫であり、物事の全体像を一瞬でとらえる能力が備わっている。
かつ人生の様々な問題、様々な矛盾を明確にしてすべてを明らかにし、様々な問題を解き、それらを瞬時に理解して的確に伝えることができるという性格である。やはり数霊学からみてそういう天命を日本を支える神々から日本救済の使命を受けてこの世に誕生してきたお方であるということができる。これは、数霊の面から見た神龍師の一面だ。

・神龍師を昭和天皇に拝謁させた方は、京都のお坊さんで今津洪嶽という禅宗のお坊さんであるらしい。知の巨人と仰がれたその方は、当時の日本仏教会の重鎮であり、宗派や教義を超えて人々から熱い尊敬を受けたと高橋氏は言う。その教えを受けた僧侶は全国で20万人を超え、終戦後もしばらくの間昭和天皇の国師役に任ぜられていたのが京都の妙興寺住職今津洪嶽師である。

・神龍師は中学3年生の時、特攻隊隊員を志願し台湾沖で攻撃を受け炎に囲まれ海中に落ち、8時間の漂流を続けて救助され台湾で養生を続けて日本に帰ったという。

・今津洪嶽師はあの世が見えるようになってから弟子の神龍師にさらなる修行を命じたらしい。それは宮中に伝わる神道行法を学べということであるという。
私(東)の解釈によるならばやはり宮中には崇神天皇時代から伝わるトヨスキイリヒメとヤマトヒメを育て導いた行法がやはり存在するということである。その中には国学院あるいは皇學館では教えない幽斎という神霊との応答の方法があると、それが本田神道に繋がっているのではないか。
・GHQの民間情報教育局(CIE)の将校の一人ジョン・ペルゼルは、日本語の漢字の表記とかな表記を禁止し、すべての日本語はローマ字で表記しなければいけないという発想に、日本の官僚も言語学者も危機感を覚えて、日本語ローマ字政策に反対した。東大の言語学者柴田武らは、全国で大規模な漢字読み書き能力調査を行い、その時の日本人が識字率97.9%に達している結果を得たらしい。
この客観的なデータをCIEに突き付け日本語ローマ字政策を阻止したという。GHQの研究テーマは日本人の精神構造の分析と日本的精神構造の解体及び衰退である。その精神構造の分析に彼らが用いた日本の古典は、今、私(東)が学んでいる旧事本記大成経であり決して古事記とか日本書紀ではない。しかもGHQが採用した物は、日本人が訳した英語版の大成経である。用意周到のGHQだ。

・一般に知る人は少ないだろうが、宮内庁のキリスト教関係者のホットな人脈は、明治新政府が誕生した当初から現在に至るまで脈々と受け継がれていると高橋氏は述べ、初代宮内庁長官田島道治をはじめ宮内庁のクリスチャンリストを挙げている。神t龍師は天皇の国師を13年間勤めながら同時に政界では佐藤内閣から7代の首相を指南したという。
24年間内閣でブレーンを務めあげ、その間にモンゴル支援、アラブ石油の確保、沖縄返還交渉、日中国交回復、北方4島返還交渉、安保条約、日韓交渉等の舞台裏で外交を指南する黒子役を果たしたという。
 さらに戦後最大と呼ばれた複数大手企業の倒産救済等々の舞台裏から解決し続け、産業界では当時の資本金百億円を超える大型企業35社の経営指導にあたり、戦後日本に奇跡の経済復興をもたらし、関西の伝記メーカー創業主の松下幸之助は神龍師の弟子として15年間帝王学と経営学を学んだという。まだまだ高橋氏の言葉を聞いて書きたいのだがきりがないのでこれで終わる。この世界も二つの世界からなり、人間の肉体も霊魂と霊魄の二十構造で成り立っている。その程度のことは古神道の行を実践すればすぐにわかることだ。
日本と云う国は、歴史の大きな曲がり角において天界から使命を持ちミコトモチを実戦する神人が表れるのが日本という国柄なのである。だからわれ我々日本人は国の成り立ちを学び顕と幽の両面の世界を知ることだ。
その時にこそ日本神道は陽明学(三島由紀夫)を超え、人々に平安と幸福をもたらすのである。このような古神道の世界に於いても、極貴重であると思われる本を書かれた高橋氏に、この場を借りて感謝申し上げたい。更に、日本の若者が、古神道に目覚める一役を兼ねる著書でもある。



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