龍の声

龍の声は、天の声

第8巻 自分の価値

2024-05-23 07:05:42 | 日本

今日、私は自分の価値を百倍にする。
私は一粒の麦に似ている。麦には三つの未来がある。
第一は、袋に詰められ、倉庫に貯蔵され、やがては貴重な家畜の食糧になるものである。
第二は、粉にひかれて美味しいパンとして焼かれるものである。
第三は、種として大地にまかれ、幾千粒もの黄金の実りを生み出すものである。
しかし麦は自分の未来を選択することはできないが、私には選択の自由がある。

今日、私は自分の価値を百倍にする。
麦の粒が成長し何倍にも増えるためには、大地の暗黒の中に一時、閉じ込められなくてはならぬ。すなわち地面にまかれるのだ。それまでは雨と太陽と温かい風をもって大切に養育されなければならない。同じように、私も自分の夢を実現させるために自分の肉体と精神を大切に養育しよう。

今日、私は自分の価値を百倍にする。
では、どのようにすればそれを成し遂げられるのか?
先ず、一日の目標を具体的にたてるのだ。そしてその週の、その月の、その年の、最終的には人生の目標を明確にするのだ。
目標を立てるためには、先ず、自分の人生の目標を明確にさせておくことが必要である。

自分の人生の目標がはっきりしたら、私は次のように目標設定する。
先ず、私の過去の業績を考え、自分の能力はこのぐらいだろうと推量した数値をもとにして、それを百倍に設定するのである。そしてこの百倍の数値が、今後の私の努力目標の基準になる。
私は目標が高すぎるといって恐れない。たとえその目標に到達する前に、何度つまずこうとも。つまずけば立ち上がればいいのだ。

今日、私は自分の価値を百倍にする。
暖かい風は、麦に熟成をうながす。そして同じ風が、私の目標を他に宣言せよ!とうながす。私は聞いてくれる人を選び、また話す言葉を選びつつ、慎重に、しかし高らかに、私の抱負と理想を宣言する。私はその言葉を取り消すことはない。
かくして私は自分自身の預言者になるわけである。
たとえ人々は笑っても、とにかく彼らは、私の計画を聞き、私の夢を知ったわけである。

一粒の麦が百粒になれば、そこからは百本の茎を生ずる。そして、これを十回繰り返せば、その量は、地上のすべての都市を養ってもあまりあるほどのものとなる。
私は、この最初の一粒の麦以上の者であり得るはずだ。

浮き浮き、ドキドキ、ワクワク、ブギブギ、ウワッハハー!










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