インカの予言

今回は、“マヤの予言”ほど有名ではありませんが、南米のインカに伝わる予言を紹介したいと思います。

1998年12月1日出版
平川陽一著、「マヤの大予言」
P.216より

『地球は揺れ、大気はハリケーンや竜巻に満ち、海には大きな波が立ち、太陽はとてつもなく熱くなる。2013年が、インカの暦の終わりの年である。』

そして、その原因として、次のように説明しています。

『2013年、小惑星が異常なまでに地球に近づく。
この惑星は、星としては決して大きなものではないのだが、強力な磁気を持っており、それが地球の磁気を狂わせて地球を粛清する。』

このように、“インカの予言”は、前に紹介した“マヤの予言”と近い感じがありますが、時代の終わりは、ほとんど同じ時期になっています。

付記:
ところで、歴史の教科書には、「インカ帝国は、A.D.13世紀に成立した。」と書かれています。
しかし私は、これを読むたびに「そんなわけネ~だろ。」と、ツッコミを入れてしまいます。

ちなみに私は、インカの歴史はマヤよりも古いと考えています。
(つまり、インカは紀元前3114年より以前の文明だということ。)
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マヤの予言.2

今回も、「マヤ文明」を取り上げたいと思います。
ただ今日は、未来のことではなく過去のことです。

さて私は、紀元前3114年頃には、次のことが起きたと考えています。
『太陽系に大彗星がやって来て、地球上に大災害をもたらした。
そして、その大彗星は、やがて太陽系内の軌道に落ち着き、現在の金星になった。』

もちろん、これは根拠のないことでありません。

イマニュエル・ヴェリコフスキーという人物が、「金星は最近、太陽系に加わった惑星であり、もとは彗星だった。」と主張しているのです。
(参考ページ、“金星の正体”↓)
http://www.fitweb.or.jp/~entity/uchuu/kinsei.html

つまり私は、このB.C.3114年頃に起きた大事件[大彗星(のちの金星)の到来]をきっかけに、マヤ文明は発達したと考えているのです。

もし、そうであれば、「マヤの人が、なぜ天文学に優れていたのか、また、なぜ人の営みとは関係のない金星に執着していたのか、」簡単に説明することができます。

ところで歴史の教科書には、「マヤ文明は、A.D.300年~A.D.900年頃に栄えた。」と書かれています。
しかし私は、これは、本流のマヤ文明からすると、落ちぶれ果てた、最後の名残のような時代だったと考えています。

つまり私は、マヤ文明が最も繁栄したのは、B.C.3000年~B.C.2000年頃だと推測しているのです。
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マヤの予言.1

「マヤの予言」によると、人類は2012年に滅亡すると言われています。
(ちなみに私は、人類の試練は2006年から始まり、2012年~2015年にクライマックスを迎えると考えています。)

そこで今回は、「マヤの予言」について、少し詳しく解説したいと思います。

さて、マヤの暦には、長期暦というものがあります。
そして現在は、紀元前3114年8月12日から始まり、2012年12月21日におわる、長期暦の中にあると考えられています。
(ちなみに一つの長期暦は、144000日×13[約5125年]となっています。)

ところで、マヤの記録によると、現在の長期暦の前にも、四つの時代があったと考えられています。
そして、それらは次のように記述されています。

月刊誌「ムー」、2001年2月号より
第一の「太陽の時代」には、人間はみな巨人だったという。
しかし、その時代は洪水によって破壊され、人々はみな魚に変えられてしまった。

第二の「太陽の時代」は、風の神によって滅ぼされたという。
しかし、人々は猿に変身することで、樹木にしがみつき、全滅の難を逃れた。

第三の「太陽の時代」は、火の神によって滅ぼされた。

第四の「太陽の時代」は、血と火の雨が地上に降り注ぎ、穀物が死に絶えたことで世界は終わった。
そして現代は、第五の「太陽の時代」だという。』


多少、現実ばなれしていますが、約5125年ごとに地球規模の大災害が起こり、一つの時代が終わるようです。
さて、今回の2012年頃には何が起こるのでしょう。
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ノストラダムス予言書解説.20

※新しい記事です。
それでは、ここで再び、ノストラダムスの予言詩の中から、“世界的聖人”出現の予言を取り上げたいと思います。

1991年2月14日出版
アーサー・クロケット著、南山宏訳
「ノストラダムスの極秘大予言」、P.13より

二つめの千年紀、王の息子が世紀の変わり目に
雷鳴とどろくなか、万人の前に姿を現わす
怒り、戦争と疫病のガレキ、罪
魚は長き眠りののち、再び力を取り戻す
 (ナンバー不明)

さて、その解釈ですが、
四行目の“魚”は、初期のキリスト教会の象徴です。

したがって、この詩全体から読み取れるのは、
「その“世界的聖人”は、地球的規模の危機のときに姿を現わし、原始キリスト教の教義を復活させる。」、ということです。
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教皇の予言.2

今回は、マラキの予言を取り上げたいと思います。

さてマラキは、12世紀のアイルランドの司教で、歴代のローマ教皇についての予言を残しました。

その予言書によると、前教皇のヨハネ・パウロ二世は、110番目「太陽の労働」にあたる教皇です。
それから、現教皇のベネディクト十六世は、111番目「オリーブの栄光」と呼ばれる教皇です。
そして次の教皇は、最後の教皇だと言われていて、次のように記述されています。

112番目
「ローマ教会の最後の受難の間、ローマのペテロ即位せん。彼は大いなる試練のうちに羊たちにエサを与えん。その試練の過ぎたるのち、七つの丘はことごとく破壊され、恐るべき審判が人々に下されん。」
おわり

なんとも恐ろしい内容です。そして、おそらく何気なく添えられたであろう、“おわり”の文字が、不気味さを際立たせています。
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教皇の予言.1

今回と次回は、ローマ教皇の予言を紹介したいと思います。

ローマ教皇の予言といえばマラキの予言が有名ですが、今回は、ノストラダムスの予言の中に教皇が登場する詩がありますので、それを紹介したいと思います。

「諸世紀」第2巻41番
大きな星が七日間燃えつづけ
雲が太陽を二つ出現させる
巨大なマスチフ犬は夜通し吠えつづける
教皇が住居を変えるとき

正直言って、四行目以外は、よく分からない詩です。
一行目~二行目は、もちろんのこと。三行目の“マスチフ犬”さえ、何を指すのか分かりません。(一説によると、中国を示すとも。)
ただ文章から、緊迫感は伝わってきます。

この予言の全体像は、「なんらかの理由で、教皇がバチカンを離れざるをえなくなったとき」、見えてくるのかもしれません。
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ノストラダムス予言書解説.19(1999年)

今回、取り上げるのは、ノストラダムスを語る上で避けては通れない、あまりにも有名な例の詩です。

「諸世紀」第10章72番
1999年7の月
空から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王を蘇らせるために
その前後、火星は幸福に支配するだろう

これは、ノストラダムスの予言のみならず、その他の予言の評判をも、地に落とした詩です。

多くの人は、この詩をどう弁解するつもりなのか、詰め寄るのではないでしょうか。

そこで、はっきり言わせてもらいますと、この詩に関して私の見解はあります。
拍子抜けするような内容ですが、それはあるのです。

時期がズレた、というものではありません。それは実際に、1999年8月11日に起きました。なお、この日に皆既日食がありましたが、もちろん、そのことではありません。

それは確かに起きたのです。ただし拍子抜けする内容です。
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ノストラダムス予言書解説.18(ブロンド)

今回、紹介するのは次の詩です。

1987年12月20日出版
五島 勉著「ノストラダムスの大予言・日本編」
P.181より

「諸世紀」第4巻29番
日の国はメルキュールによってエクリプスをかくす
第二の空にしか置かれない
火と金属の神により エルメスは祈らされる
日の国は純粋な、きらめきとブロンドを見るだろう

一行目の“メルキュール”は、ハイテクや通信を示しています。
そして“エクリプス”は“日食”のことで、ここでは1990年代の、日本の経済不況を表わしています。

したがって一行目は、インターネットや携帯電話の普及が、1990年代の不況を緩和することを表現しているのです。

三行目の“火と金属の神”とは、アメリカの軍事力のことです。
そして“エルメス”は、一行目の“メルキュール”と同じく、ハイテクや通信の意味もありますが、ここでは日本そのものを表わしています。

つまり三行目は、日本が、アメリカの軍事力に頼りきっている状況を表現しているのです。

そうすると二行目~三行目は、日本が、“アメリカの属国”のような国であることを示していることになります。

ところが、なぜか四行目で、“純粋なきらめきとブロンド”で象徴される、日本の輝かしい未来が予言されているのです。
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ノストラダムス予言書解説.17(アメリカとソ連)

今回は、1991年にクウェートをイラクから解放した湾岸戦争と、その前後のことを予言した詩を紹介したいと思います。

1991年2月14日出版
アーサー・クロケット著、南山 宏訳
「ノストラダムスの極秘大予言」P.129より

「諸世紀」第2巻89番
ある日、二人の偉大な指導者が友人になり
彼らの権力は増大するだろう
新しい土地の力は絶頂に達し
血の男に数字が報告される

一行目の“二人の偉大な指導者”とは、合衆国大統領ロナルド・レーガンと、ソ連邦書記長ミハイル・ゴルバチョフのことです。

三行目の“新しい土地”は、言うまでもなくアメリカのことです。

四行目の“血の男”は、イラクのフセイン大統領を指しています。
それから“数字が報告される”は、湾岸戦争時、イラクとクウェートをどれほど多くの多国籍軍が取り囲んでいるか、フセイン大統領に報告したことを表わしています。

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さて、こうしてアメリカは、この1991年の湾岸戦争の勝利で、
失いかけていた誇りを取り戻し、20世紀末の繁栄へと歩み始めたのです。
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ノストラダムス予言書解説.16(湾岸戦争)

今回は、(クウェートをイラクの占領から解放させた、)1991年の湾岸戦争を予言した詩を紹介したいと思います。

1990年11月5日出版
五島 勉著、「ノストラダムスの大予言・中東編」
P.117より

「諸世紀」第10巻68番
そのヨーロッパの王は グリフォンのように来るだろう
北風の国々を引き連れて
赤と白とが巨大な部隊を動かす
そしてバビロンの王へ向かって行くだろう

一行目の“ヨーロッパの王”とは、“アメリカ”のことです。
“グリフォン”は、鷲の頭と羽、そして獅子の下半身を持つ“伝説上の生物”のことです。

二行目の“北風の国々”とは、“ヨーロッパ諸国”のこと。

三行目の“赤と白”は、“赤”はアラブ人、“白”は欧米人を表わしています。

そして四行目の“バビロンの王”は、言うまでもなく“イラク”のことです。

通して読むと、湾岸戦争時、イラク攻撃のために編制された、アメリカを中心とした多国籍軍(欧米のみならず、アラブ諸国も多く参加した。)のことが、よく表現されていると思います。
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