時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

N響『第九』

2012年12月30日 20時43分00秒 | MUSIC



年末恒例、N響の「第九」。
27日(木)、サントリーホールへ。
『<FUJITSU Presents>N響「第九」Special Concert』

今年も2階のB席。でも今年はR席ではなくて、L席。
2階の舞台に向かって左側、舞台下座の真上やや奥、という位置。
電話予約が少し遅れてしまい、前回選んだR席は既に無く、今年は変えてみようかと、今回このL席にしてみたのです。
今回の2階L席は、舞台をやや後ろから見渡せ、左に合唱団、右に指揮者という席。

まずは、第九の前に、パイオルガンの曲が3曲。
・ギルマン:ヘンデルの主題によるパラフレーズ
・J.S.バッハ(デュリュフレ編曲):コラール『主よ、人の望みの喜びよ』
・ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
オルガン:勝山 雅世

3曲とも聴き慣れているメロディの曲でした。
1曲目は表彰式等でながれるものが主題になっている曲。
2曲目は確かニンテンドーDSのソフトに使われていたのを覚えてます。
3曲目は学校のチャイムなどで使われている4音のメロディ。
ホールで、パイプオルガンで、これらの曲をキチン(?)と聴くのは初めて。
聴き慣れたメロディのせいで、睡魔さんが忍び寄ってきました…ふわ~と。

15分の休憩後、第九です。
・ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」
指揮:ロジャー・ノリントン
ソプラノ:クラウディア・バラインスキ
アルト:ウルリケ・ヘルツェル
テノール:トーマス・モア
バリトン:ロバート・ボーク
合唱:国立音楽大学

ノリントン氏+N響は今年の4月の定期Bプロでベートーヴェンを聴いたのでした。
それを再現するような"音"なのかなぁ?と思ったのですが、事前に読んだプログラムには「平均的な演奏時間が75分位だが、65分位で…」とのこと、どんなに速い演奏になるのかちょっと期待。
さてさて演奏が始まると、サックサックと、軽めな楽しげな進み方に思えました。
2階の舞台横の席だと、指揮のタクトがピッと出るところが見られて、それに反応する奏者を見ることができます。耳で音を楽しむことに加え、演奏者の動きが見えるのが良いですね。
途中、藤森氏のチェロの弦が切れてしまったようで、藤森氏の真後ろの奏者の交換ー弦張りという特急作業なども見れました。舞台の上でも慌てず対処、すごいなぁ。
そうそう、定期演奏会では席が舞台に近すぎて、よく見えないのですが、ティンパニがかっこ良かった!マレットを交換するところなんてなかなか見られないですから、シャッ!と交換して持ち替えて、パパーン!と打ち鳴らす、カッコいい…。
ノリントン氏の指揮は、フワフワとしてハッキリしないような、シャキっとクッキリしているような、そんなところもありましたが、結局"速い"と言われていたものの、そんなに速く感じなかったのは、受け入れられる許容範囲内の速度だった、ということと思いますし、楽しそうに奏でているようでした。
残念だったのはソリスト4人が舞台下座に並んでいたこと…。
かろうじてテノールさんの頭頂部が見えるくらいで、全くと言っていいほど見えませんでした。
しかし、総じてワクワク感みたいな音で耳に楽しく良かったです。




CDや演奏会などで第九は何度も何種類も聴いてますが、毎回新鮮に耳に入ってきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 凍ってる…。日比谷公園の鶴の... | トップ | 晴海ふ頭に日本丸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

MUSIC」カテゴリの最新記事