時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

東京・春・音楽祭<カルミナ・ブラーナ>

2010年04月10日 22時46分18秒 | MUSIC
火曜日(6日)の晩から体調がおかしくなって、翌水曜日(7日)に病院へ行き、急性咽頭炎と診断され、薬飲んで安静にしてなさいとのことで、水、木と仕事も休んでずっと寝ていたのですが、コレは行かなきゃ!とヨレヨレになりながら行ってきました。
だってねぇ高価なチケット代だし、なんてったって指揮がムーティってことで聴きたいですよ。がんばりました…病み上がりの金曜日。

ということで昨日(4/9)行ってきました&聴いてきました、東京文化会館。
そして、と~っても良かった♪



席は3階C席(これでもオイラ的にはかなり高かった)、左側のステージに近い側、ステージを横から見る席ではあったのですが、いやいや良かったです。

演目は…
・モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385《ハフナー》
(休憩)
・オルフ:世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》

指揮:リッカルド・ムーティ
ソプラノ:デジレ・ランカトーレ
カウンター・テナー:マックス・エマヌエル・ツェンチッチ
バリトン:リュドヴィク・テジエ
管弦楽:東京春祭特別オーケストラ
合唱:東京オペラシンガーズ
児童合唱:東京少年少女合唱隊
合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ
児童合唱指揮:長谷川久恵
コンサートマスター:堀正文

オーケストラのメンバーは、N響のメンバーが何人もいて、なんだか定期公演の一部みたいな…。
ティンパニのみ日本人ではなくライナー・ゼーガス氏というベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ティンパニ奏者。

1曲目のモーツァルト。
モーツァルトの交響曲を演奏会で聴くのはなんだかんだ少ないのですが、この《ハフナー》は小気味良く、でもしっかりな音が聴こえてきて、遠~い席でしたが気持ちよかったです。
やっぱりモーツァルトはいいなぁ…。
ムーティ指揮でクッキリハッキリのパッキパキな音が出てくるのかな~?と思ったのですが、ちっともそんなことなく、でもフワフワし過ぎずにしっかり聴こえたかな。

さて休憩後のメイン。カルミナ・ブラーナ。
出だしからガツンと始まるこの曲は映画やドラマ、スポーツの「おぉ!」ってシーンによく使われるもので馴染みがあるではあります。
が、やはりそういう映像無しな、ナマのオーケストラで聴くのがホントなわけで、迫力のある音でズンズン突き進むような、ムーティが飛んだり跳ねたり(コレは音作りのビジュアルというのかな)で、ちょっとゾクゾクときました。
合唱の迫力も金管の鳴り響く音もかっこよかった~。
しかしこの曲を作ったカール・オルフが亡くなったのは1982年。そんなに遠い昔の人でなく、ムーティも本人の前でこのカルミナ・ブラーナを指揮したことがあるという十分に最近の曲なのに、結構古い感じがしますね。

今回は舞台のそでに縦に長い電光表示板(?)が設置されて、和訳歌詞が同時表示されるという、オイラ的には初めて見るシステム。こういうのは曲を理解するのにはとても良いですね。
カルミナ・ブラーナは世俗的歌曲ということで、詩の内容にはちょっとオトナな内容があるわけですが、しかし、その字面を目で追ってしまうことで、耳から入ってくる楽曲や歌が、アレレ?と合わなくなりそうなことがあって(詩の内容をムフフと考えてると…)、やはり歌詞のある曲を聴くには視覚に頼らず、しっかり曲の内容の予習が必要だと思いました。






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