ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

臓器売買事件

2006-10-03 21:11:52 | Weblog
愛媛県で、売買された臓器でもって生体腎移植の手術が行われた事件がありましたが・・・生きる為に臓器が欲しいという気持ちは、十分に理解できるにしろ・・・売買ってことになると、人身売買的な犯罪は絶対に出てきてしまうでしょうね。これは、絶対に阻止したいですね。

先日、ドキュメンタリー番組で見たんですけど・・・法的に許される身内間での生体移植でも、後々いろいろ問題があるようですよ。臓器を上げた側と、もらった側・・・人間関係が対等でいられなくなることが多いって。

やっぱり、臓器移植って・・・問題があるのかも。

わたしは、まだ、実際に自分の死と言うものに、リアルに直面したことがないので、本当に自分が死を前にした時、どんな風に考えるかとか、どんな風に行動するかとかは、正直分からないんですが・・・最近は「生きることに執着しろよ」と自分に対して叱咤激励しています。

以前は、本当に、生きることに淡白だったんですが・・・今は、その頃の自分を、ひどく独りよがりで、しかも世間知らずだったと思うようになっているんですよね。だから、今は、出来るだけ生きることに執着できる人間でありたいと思っています。

そういう意味では、他の人を傷つけずに出来ることがあるなら、なんでもしなくてはいけない・・・なんでもしたいではなく、しなくてはいけないと思うんですが・・・他の人を傷つけずにというのが、非常に微妙ですよね。納得して自分の臓器を提供するといってくれている人からの生体移植でも、脳死した人からの移植でも・・・本当に、誰も傷つけていないかなと考え始めると、納得できる答えは出ない気がします。

それに・・・こういう話題の時には、いつも言っていますが・・・移植を必要としているのが我が子ということになれば・・・わたしは、鬼にも蛇にもなりますし、悪魔が魂をよこせというなら、喜んで差し出してしまうし・・・そういう「大切な人」の命を救いたいってことになると、人は普通ではいられなくなりますし・・・そんな気持ちを、臓器移植の可能性は、弄んでいるかもとも思ったりします。

とはいっても・・・やっぱり、生きることに執着するって、大切なことのように思います。潔くというと聞こえはいいですけど・・・簡単に、生きることを諦めるのは、自分を大切に思ってくれている人たちに対して、何よりも申し訳ないことですからね。ふうむ・・・医学の発達って、産まれる時にも、死ぬときにも、いろんな可能性を創り出してくれるから・・・有難いような、迷惑なような(爆)・・・でも、迷いながらも進まずにいられないのが人間ですから・・・臓器移植は、盛んになっていくんでしょうけど・・・とにかく、人身売買的な臓器売買は、厳しく取り締まって欲しいです、はい。