ニュース雑記帳

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福田さん辞任・・・日本中に蔓延する二世議員的脆さ

2008-09-03 18:00:54 | Weblog
この話題には、ふれておくべきかな。でも、なんか、面倒だな(^^;。

官房長官時代の福田さんって、嫌いじゃなかったんですよね。あっさり官房長官を辞めたのも含め、福田さん特有の暖簾に腕押し的な感じ、嫌いじゃなかった。でも、総理にはなっちゃ駄目なキャラだったってことなのかな・・・そういうことですよね。

福田さんを庇うわけじゃないけど、今の状況は、たしかにキツイですよね。でも、だからこそ政治家として目だつチャンスでもあった。そこで、良くも悪くも弾けられなかったのは、結局、福田さんも普通の人だったってことなんでしょう。

つまり・・・総理大臣って、普通の人では務まらない役職ってことなんですね、やっぱり。

安倍さんが辞めたとき、「なんやねん!最悪や!!」と怒る裕太に、わたし聞いたんですよ。「でも、安倍さん、人としては、そんなに悪い人でもないんじゃない?」って。そしたら、裕太がビックリした顔になり、しばらく考えて「それはそやけど・・・けど、総理になったんやから、これはアカンやろ」って言いました。そう・・・彼の罪も、普通の人間なのに総理になっちゃったってことなんだと思いますよ、はい。

それほど、総理大臣って、大変な仕事なんでしょうね。なんやかやいっても、自民党という魑魅魍魎の棲む日本の最大党で生き残り、ついに総裁→総理の地位を手に入れた人たちでさえ、「もうヤダ!」って投げ出したくなるような仕事なんですもの。

まっ、二世議員の脆さという指摘も、当たっていると思うんですが・・・なんていうか・・・自民党だけじゃなく、今、日本という国全体が、二世議員的おぼっちゃまな脆さに溢れている気がしませんか? 政治家の精神的脆さは、日本人の精神的もろさを、見事に反映しているって感じるんですよね。

自民党は駄目だといっても、民主党に目を向けたとき、こちらもみんな小粒で、どこか脆くて・・・ふぅ~。しかも、若くて一生懸命頑張っている人ほど、そういう脆さが垣間見えたりしませんか?戦後の動乱期や高度成長期、がむしゃらに突き進んできた世代の強さが、政治家さんたちにも、一般の私たちにも完全に欠けていますよね。

となると・・・今後、日本はどうなっていくのかなと・・・それが心配ですよね。今の若い世代は、いい意味でもお坊ちゃまお嬢ちゃまで、頭はいいし心根も優しい人が多いと思うんですが・・・そういう子たちが、たとえ意欲をもってくれたとしても、政治家に必要な「腹立たしい程の野太さ」を彼らに求めるのは無理じゃないかと。

だとしたら・・・若い人たちの個性を活かした政治態勢って、いったいどんなものなのか・・・それを緊急に模索しなくちゃ、国の運営が成り立ちませんよね。一回、ぐちゃぐちゃになってから再構築していくしかないのかな・・・でも、その底力が、我々にあるかな・・・一度駄目になりかけたら、ズルズルと底なし沼にはまっていかないかな・・・ん~、ものすごく心配であります。