ニュース雑記帳

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橋下徹さん、大阪府知事に当選・・・に思うこと(^^;

2008-02-02 13:34:58 | Weblog
橋下徹さん、テレビなどで、かなりハッキリ自分の考えを話しておられたので、他の候補者の方たちよりは、考え方とか人となりみたいなものは知られていると思うのですよ。政治家として、っていうか大阪府知事としての手腕の部分は、もちろん未知数ですけどね。

で、わたし個人としては、彼の考え方には、共感するところもあり、共感しないところもあり・・・です。天皇制に対する考え方とかも含めて、やっぱり、評されているように、右よりな思想をもった人だと思いますし・・・そんなに左寄りじゃないつもりのワタシからみても、ちょっと右がキツイかなと思うことは少なくないです。

ただね・・・それとは別に、ずっと変わらず彼を評価している部分は「熱さ」ですね。しかも、批判の熱さじゃなく、能動的な熱さをもっている・・・そこは、評価に値すると、そう思っていました。

鋭い視線をもって、素晴らしいことを仰る方・・・世に多いとは言い難いですが、嬉しい事に少なくもないと思います。ネット時代に入って、ブログも花盛り・・・朝まで飲み明かしつつ熱く語り合わなくても、色んな方のハードな部分の意見も聞かせてもらえる今日この頃ですから、頭のいい人って、意外に多いんだなぁと、そう思っています。

けれど、数々の課題を前にして、自分が動かなければと思う人となると・・・一気に、ガクッと減ってしまいます。名誉欲とか権力欲に動かされて、あるいは調子にのって動く人なら沢山いますけど、問題意識から動く人は、とても少ないのだと思います。特に、頭の良い人ほど、政治の世界に足を踏み入れようなんてことは考えないもののようです。

だから、考え方にマルママ賛成は出来ないにしても、自分の信じる正義や、自分なりの善にむかって、自分という存在を捧げようと行動した事に関しては、彼のことを評価してあげたいなと、そう思っています。まっ、だからこそ危険なのだといえない事もないのですが(^^;。

日記の方で・・・30代前半の頃に自分が書いたものを読んで、「このころの私は、偉かったんだなぁ」と思ったというお話をしたんですが・・・なんていうか、その頃のワタシが使っている言葉の端々には、「わたしが世の中を善く変えるんだ」という気概が感じられたんですよね。「本当に、自分の力で世界を変えられると、本気で信じていたんだね、この子は」って、そう思うと・・・30代の自分が、ものすごく愛しく感じられたんです(爆)。

もちろん、今のワタシから当時のワタシを見ると、眩しいなと思う以上に、危なっかしいなと感じるんですよ。その考え方、感じ方は危険だよって。それと同じ事を、大阪府知事になった橋下さんに対しても感じてはいるんですが・・・でも、それ以上に、若さのもつ「熱さ」には価値があると思うんですよね。

ほんとは・・・社会にとって一番いいのは、経験をつんだ年輩の人間が、熟成した熱さをもって事に当たることだと思うんですけどね。若さのもつ熱さに依存していると、おのずとリスクが高くなりますしね。うんうん・・・ほんと、そうなんですよね。だから、橋下さんを見ていてもそうだし、昔の自分を思い出しながらも思うんですけど・・・「四十代、五十代、頑張れよ!!」ってことに尽きる気がします。

ということは、まずは今の自分を立て直さなきゃと、そう思うのであります。橋下さんを批判してる場合じゃない、お前が頑張れよと、そう思わざるをえなかったです。いやいや、政治家として頑張れって自分に言ってるんじゃないですよ。それは違いますからね(爆)。