呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

足テビチ煮てみました

2011-10-14 12:33:46 | 食・その他
今年は地元で5年に1度の大イベント「世界のウチナーンチュ大会」が開かれる年。

戦前・戦後、世界各国に移民に行かれた県人1世の皆様から外見も言葉も外国の方にしか見えない、でもウチナーンチュスピリットは私達以上にお持ちの5世6世の方々まで、海外からの参加者だけで5千2百人の、国内にいらっしゃる方を含めると6千人を超える方々が、大会に合わせて沖縄入り。
昨日の開会式は県内参加者を含めると2万人以上の皆さんで、大変盛り上がっていらっしゃいましたっo(^-^)o。
16日までたくさんのイベントが開かれるそうです♪。

うちも戦後台湾から引き揚げてきた時には、全て灰になった地元で本当本当に苦労したそうです。
そんな時に助けて下さったのが、海外に移民に行った親戚の方々。
海を越えてたくさんの服や日用品、食料を送って下さり、たくさんの子どもを抱えたうちのばあさまは、本当に有難かったと。
うちの親父さまも子供心に、ハワイからバナナやチョコレート等あの頃本当に貴重だった甘い物が届くのが本当に楽しみだったと、事あるごとに話してました。

ハワイの親戚を知る2人から詳しい話が聞けなくなったので、どんな親戚なのか、何処に住んでいるのか、名前は何と言うのか等々が一切分からず、親戚がいるんだよなという感慨しか持てないのですが、もし会える機会が頂けるのなら、2人に代わって感謝の気持ちを伝えたいです。

直接親戚に移民された方がいなくても、沖縄全県民があの頃は様々な形で移民に行かれた皆様にお世話になっているんですよね。

他府県の方の沖縄=豚料理のイメージだって、戦後ハワイ移民の方々が食料難で苦しむ故郷へ大変な思いをされて送って下さった550匹から復興したものですし、皆さんが命がけで作られたお金が故郷に仕送りされ、どれだけの皆さんが救われたことか…。

そのご苦労に思いを馳せると、書いてて涙が出てきます。


昨晩は感謝の気持ちを込めて、豚足で“足テビチ”を作ってみました。
…人生で2回目の調理(^_^;)。
見た目は、味も染みて美味しそうっ!だったのですが、見た目の割に結構薄味…(あれっ?ι)。
圧力鍋で煮付けたのでとろとろに柔らかかったのは良かったかなぁ♪。

今日はもう少し味を濃くして甘辛味に仕上げたいと思います(^_^;)。
何時作っても美味しいと思える、言って貰える郷土料理への道はまだまだ険しい…(苦笑)。


ウチナーグチも何とかヒヤリング出来る程度で自分は話せないし、空手や琉舞やサンシンも出来ないし、自分にとって身近に始められるウチナーらしさって今のところ料理だけ。
洒落た料理じゃなくて、家庭料理を受け継ぐのもウチナーンチュスピリットかな…。

自分に出来る事から少しでも、何かしら次代に繋げていけたら良いですわ(*^_^*)。