呂俶の「一言雑談」

大好きな小説『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行氏・著)の自作イラストや、日々のよしなしごと録。写真・絵の転用はご遠慮下さい。

風景道すがら・海岸端のミルスベリヒユ

2011-08-18 01:37:18 | 風景道すがら
地元の海端へ行くと、白い砂浜がある場所と黒っぽくゴツゴツとした岩場が広がる場所があり、どちらも大昔はサンゴだったもの。

以前、道すがら寄った海岸は白砂が殆どない場所で、干潮だったその時は波打ち際まで何百メートルと横に何キロか琉球石灰岩の岩場が広がり、真昼に行っても砂の照り返しが眩しくない場所。
大層足場が良くないので足元を気にしつつ、潮溜りを覗いて回っていた際見つけたミルスベリヒユの新芽。

通常の満潮時なら問題ないでしょうが、大潮や台風時の海水噴き上げには確実に潮を被る事請け合い…ι。
それでもそこかしこと、サンゴが何万年の月日をかけて作り上げた琉球石灰岩のくぼみに同じようにミルスベリヒユの新芽が生えていました。
自然って本当に逞しい…〃〃。

ちなみに↑の写真に中央の上手い具合に穴にはまっている細長い白い石は、珊瑚の死骸のかけら。死骸と書くと何だかおどろおどろしいですが、普通に石と同じような硬度と感触。
かけら同士を軽く打ち合わせると、金属を打ち合わせたような良い音がするので、これを拾って風鈴にする方もいたり(*^_^*)。

このかけら達が長い歳月風雨にさらされ、お互いの摩擦で砕けて、青空とエメラルドグリーンの海に映える白砂が出来上がります。


*とても地味な写真ですがお持ち帰りフリーです。お気に召しましたならどうぞ♪。