ブログに書くのが少し遅くなってしまったけれど……
先週の木曜、日本画家の田渕俊夫さんの展覧会へ行って
きました。
「田渕俊夫 ― 時をきざむ 心にきざむ ― 」
2017年7月15日 ~ 9月18日
メナード美術館(愛知県小牧市)
(美術館公式HP:http://museum.menard.co.jp/ )
田渕さんの展覧会を観るのはほぼ5年ぶり。
この機会を逃してはと、35度超えの猛暑の中、電車と
バス3台を乗り継いで行ったのですが……
暑くても、やっぱり行ってよかった。
展示作品は、ほとんどが、既に観たことがあるものだ
ったのですが、相変らずすごいエネルギーを発してい
ました。
作品の前に立つと、それがはっきりと体感できるので
す。
日本画の岩絵具は、原料に天然石や植物が使われてい
るそうで、それらが発するエネルギーの個性の違いが、
それぞれの作品の周波数に影響しているということも
あるでしょうが……
それらを一つの作品という形につくり上げるのは、
田渕さんの、対象を観る心と、類まれな筆力があって
こそなのだと、改めて感じさせられました。
彩色をほどこした作品は、その岩絵具のさまざまな原
料の波動と、作者の意図がマリアージュして、一つひ
とつが特有のエネルギーを噴出していたのです。
その違いを言葉で言い表すのは至難の業ですが……。
さらに、水墨画のことも書いておかなくては。
屏風に描いた水墨画が一箇所に集められた展示室が
あったのですが……
その部屋へ入った瞬間から、それまで以上に強い、
全身を軽く押されるようなエネルギーを感じたので
す。
「すすき」「三華繚乱」と題された作品の前に立つ
と、指先がピリピリしてきて……
ああ、この感じ、と思い出しました。
あれは、2009年春のこと。
智積院講堂襖絵完成記念の展覧会(名古屋タカシマヤ)
で、枝垂桜を描いた襖絵の前に立ったときと、まさに
同じ感覚だったのです。
水墨画は、色を使わない分、筆遣いだけで表現し尽く
さなければならないわけですが……
田渕さんの筆はそれを、まさに神業と呼びたいほどの
高い技量で描ききっているのには、本当に圧倒されて
しまいます。
私は個人的には、とくに「すすき」に目が釘付けでし
た。
(今日の写真の右下に見えるのが、「すすき」の絵
葉書です。今一つうまく撮れていないのが申し訳な
いけれど。)
こういう、素晴らしいエネルギーに満ちている場所
には、きっと私たちの目には見えない、より高い周
波数を持つ存在たちも訪れているのでしょう。
ある作品の上の空間をふと見ていたら、ピカリと
何かが小さく光るのが見えたのです。
だれかが、何かのサインを送ってくれたのでしょう
か。
もしかしたら、ハイヤーセルフが、自分も同じもの
を見て、感動しているのだと、伝えてきたのかもし
れません。
そうだったら、うれしいですね。
* * * * * * * * * * *
以前書いた、「田渕俊夫展」についての記事はこちらです。
↓
指先のしびれ ~ 「田渕俊夫展」を観て
http://blog.goo.ne.jp/rosy727/m/200903
田渕俊夫展ふたたび
http://blog.goo.ne.jp/rosy727/m/201205
先週の木曜、日本画家の田渕俊夫さんの展覧会へ行って
きました。
「田渕俊夫 ― 時をきざむ 心にきざむ ― 」
2017年7月15日 ~ 9月18日
メナード美術館(愛知県小牧市)
(美術館公式HP:http://museum.menard.co.jp/ )
田渕さんの展覧会を観るのはほぼ5年ぶり。
この機会を逃してはと、35度超えの猛暑の中、電車と
バス3台を乗り継いで行ったのですが……
暑くても、やっぱり行ってよかった。
展示作品は、ほとんどが、既に観たことがあるものだ
ったのですが、相変らずすごいエネルギーを発してい
ました。
作品の前に立つと、それがはっきりと体感できるので
す。
日本画の岩絵具は、原料に天然石や植物が使われてい
るそうで、それらが発するエネルギーの個性の違いが、
それぞれの作品の周波数に影響しているということも
あるでしょうが……
それらを一つの作品という形につくり上げるのは、
田渕さんの、対象を観る心と、類まれな筆力があって
こそなのだと、改めて感じさせられました。
彩色をほどこした作品は、その岩絵具のさまざまな原
料の波動と、作者の意図がマリアージュして、一つひ
とつが特有のエネルギーを噴出していたのです。
その違いを言葉で言い表すのは至難の業ですが……。
さらに、水墨画のことも書いておかなくては。
屏風に描いた水墨画が一箇所に集められた展示室が
あったのですが……
その部屋へ入った瞬間から、それまで以上に強い、
全身を軽く押されるようなエネルギーを感じたので
す。
「すすき」「三華繚乱」と題された作品の前に立つ
と、指先がピリピリしてきて……
ああ、この感じ、と思い出しました。
あれは、2009年春のこと。
智積院講堂襖絵完成記念の展覧会(名古屋タカシマヤ)
で、枝垂桜を描いた襖絵の前に立ったときと、まさに
同じ感覚だったのです。
水墨画は、色を使わない分、筆遣いだけで表現し尽く
さなければならないわけですが……
田渕さんの筆はそれを、まさに神業と呼びたいほどの
高い技量で描ききっているのには、本当に圧倒されて
しまいます。
私は個人的には、とくに「すすき」に目が釘付けでし
た。
(今日の写真の右下に見えるのが、「すすき」の絵
葉書です。今一つうまく撮れていないのが申し訳な
いけれど。)
こういう、素晴らしいエネルギーに満ちている場所
には、きっと私たちの目には見えない、より高い周
波数を持つ存在たちも訪れているのでしょう。
ある作品の上の空間をふと見ていたら、ピカリと
何かが小さく光るのが見えたのです。
だれかが、何かのサインを送ってくれたのでしょう
か。
もしかしたら、ハイヤーセルフが、自分も同じもの
を見て、感動しているのだと、伝えてきたのかもし
れません。
そうだったら、うれしいですね。
* * * * * * * * * * *
以前書いた、「田渕俊夫展」についての記事はこちらです。
↓
指先のしびれ ~ 「田渕俊夫展」を観て
http://blog.goo.ne.jp/rosy727/m/200903
田渕俊夫展ふたたび
http://blog.goo.ne.jp/rosy727/m/201205
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