Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

映画:アバター

2011年07月28日 12時06分30秒 | FILM

 

 

観に行きました。なんやらトニー谷さんのメガネみたいのかけて観ましたよ(笑)

あの「タイタニック」のジェイムズ・キャメロン監督の久々の監督作品。前作を凌いで
興行成績で既にトップになりましたね。観に行ったその日にそんな報道が。あはは、
ボク等夫婦もささやかながら協力した訳であります。

映画は「スター・ウオーズ」「ジュラシック・パーク」「駅馬車」「マトリックス」をシェーカー
にぶち込んで、良く撹拌してイチゴ大福をトッピングしたカクテルと言ったら巨匠に叱
られる?
イチゴ大福とは日本的精神構造+甘酸っぱい恋愛+3Dのコラボ。これで餡と皮と
とちおとめじゃ(笑)

 

 

ストーリーはある惑星の貴重な鉱物資源を簒奪するため地球人のあの手この手を
描き、その重要な戦略に組み込まれた戦争で脚の自由をなくした兵士の物語。
この兵士はなんとアメリカ海兵隊(Marineと言ってたかな)。
なんじゃ、イラク戦争のオマージュかしらん(すんません)
ふと深読みすると、西部開拓史にも見えるし、いちご大福と言ったものはアメリカ・
インディアンの精神世界なのかも知れません。

なにせ、キャメロン監督の次回作は広島・長崎の二重被爆者がテーマ
と聞いているので、もしかしたらアメリカ建国の原罪をうまく隠して表現しているの
かも。表面的な見方をすれば今の我々が犯している環境破壊に対する警鐘となる
のですけど。

身体の自由をなくした主人公が別世界で身体の自由を得る展開と、美しい画面で
観る異次元の惑星の自然の姿がとても印象的。

もうひとつのテーマはお得意の「愛」が語られています。これは論理的にこの映画

を見ちゃうとちょっと辛いところがあるのですが、それはスペース・オペラ的発想で
軽く流して、ヒロインとヒーローの悲恋物語として映画を楽しみましょう。

ボクのひん曲がった性格での見立てでは先の「タイタニック」も、跳ね返りの金持ち
嬢さんの気紛れの恋で(当時)可愛かったデカプリオをたぶらかし、挙句何で殺され
るんだとなってしまうので(笑)

 

 

ところで「アバター」ってなんでしょう。日本語訳にすると「化身」となるの。
ちょっと違和感がありますね。由来はインド仏教かヒンドゥー教か知りま
せんが、神の化身Avataar(又はAvatar)から来ているようです。映画を
観た後では「分身」とするのがいいのかな。因みにボクのもっている
Longmanの英英辞典にはでていなかった・・・

アバターを初めて知ったのは昔富士通の「ハビタ」というコミュニケーション・
サイト。これが日本では最初のこの言葉の出現じゃないかしら。ボクの
分身はその時女の子でありましたが(爆)いや、久しぶりにあの当時の
「パソ通」(この言葉も死語かな)をこの映画を見ながら思い出しました。

さて、映画ですが、3Dはやはり奥行きがあって素晴らしいです。最初に
見たのはTDLで,なんとマイケル・ジャクソンの映画じゃなかったか。火の
玉がボクめがけて飛んできて、思わずよけた(爆)この映画でも、石か
なんかが飛んでくる場面があって、思わず両手を上げて顔を塞いで
しまったじゃないかっ(笑)恥ずかしい(爆)

でも、近視で乱視で老眼のメガネかけてるボクがその上にメガネを
かけるのは鬱陶しいです。3Dテレビが既に発売されているというけど、
毎回メガネを二重にかけるんじゃ要らないなぁ。

ところで、この映画、3D作品でなかったらこんなに興行収益あげられた
のかな。
環境問題という提起の仕方が世界の人々の琴線に触れたのかな。ボク
の見立てではどちらかというと「きもい」部類に属するアバターや異星人が、
意外やストーリーの進展に従って親近感を増し、仮想現実であるにも
拘らず極めて身近に感情移入でき、その不思議さにハマることが出来る
驚きがこの人気ではないのかしら。この辺の仕掛けは流石キャメロン

監督です。

あの「エイリアン」の凛々しい航空士役を演じたシガニー・ウイィーバー
が変わらぬ尖った演技を見せてくれます。容姿が変わらぬのにびっくり
です。それとヒロイン。異星人役でメークされた表情しか見られないの
ですが、特徴ある声の演技がとっても素敵でした。

 

■この映画の評価:★★★★☆(★五つが最高評価)
■2009年 アメリカ制作映画

え~と、本当は★三つ半にしたかったけど、監督の次回作期待と初の
フル3D映画ということで1/2おまけ(笑)それにしても時期作品
「HIROSHIMA(仮題?)」を早く観たい。これオバマさんに次いで
ノーベル平和賞もあり得る題材でしょう。

 

ところでマイケル・ジャクソンの映画のDVDが昨日我が家に届きました
(るんるん)
この幻の最後のロンドン公演にはスリラーのフィルムを3Dで撮って
いたんですってね。
いやぁ、これからは映画も歌も3Dの世界なんですね。

 

 

2010年1月18日投稿

 

 

 



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