浅草寺の本坊「伝法院」、正しくは「伝法心院」といいますが、その前の通りが伝法院通り。
伝法院通りは仲見世を直角に過ぎっていますが、その東側。
お店屋さんの軒先の上で、なんやら下を歩くボク等を睥睨している方が。胡座を崩したような
行儀の悪い格好をしてます。良い子のオジサンたちは真似してはいけませぬ(笑)
それもそのはず、このお方はあの歌舞伎で有名な弁天小僧菊之助さんでありましょう。
何故ここにこんなお人形さんがあるのかというと、江戸末期から明治に掛けて大活躍
した歌舞伎狂言作家河竹黙阿弥さんが、この辺りに住まわれて数々の名作を遺した
ことに由来します。
スカイツリーが出来て彼等、白波五人男がますます活躍の場が増えた感じがします。
白波五人男と言えば、かなりの悪人、盗賊ですが。そのうちスカイツリーが盗まれるなんて
ことがないよう祈りますけど(笑)
二人目は伝法院通りのど真ん中で待ったをかけている、このお方。日本駄右衛門(にっぽんだえもん)
さんでございます。
こちらは関西中心に荒稼ぎをした忠信利平(ただのぶりへい)さん。
あと赤星十三郎さんと南郷力丸さんがいらっしゃるはずなんですが・・・スカイツリーと一緒に
写せる場所にはいないみたい。ちょっと気が付きませんでした。
皆さんがこちらにいらっしゃったら探してみて下さいね。
おや、珍しや。今までこちらの前は何回も通り過ぎていますが、「べんがら(弁柄)屋」さんが
ここにあったとは!ブログのお友達のgettengさんのお得意の分野ですわ。
べんがらはインドベンガル地方産の酸化鉄顔料のことを指し、「ベンガル」が訛って付けられた
名前。鉄の赤錆と同様の化学組成を持ちます。
沖縄の首里城が塗り替えられたとき、べんがら色にしたと聞いてますが、ボクは未見です。
(沖縄首里城:ウイキさんから拝借)
ショーウインドーの歌舞伎錦絵は「助六」さんかな・・・
中に収められたガラス瓶に入った彩度の高い赤。これは天然産のべんがら色かも。現代は合成ものが
主流で、赤褐色のイメージが強くなってしまいました。
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Phoenix 東北&関東
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自慢じゃないが、知っていたのは伝法院通りの名前と、ベンガラのみ。
少し浅草探検しなければいけませんね。(笑)
岡山県の吹屋町はベンガラの町として有名ですが、
(愚生もブログにupしたことあり)
三菱鉱業の坑道内を見学したことがあります。
日本駄右衛門さんは見ましたが、あとの方には気づきませんでした。
ベンガラ、知りませんでした。
いろいろあるんですね・・・。
浅草と言う街は、楽しくも面白い街なのですね
ベンガラの町・岡山県・吹屋町を訪ねたことがあります。
いい色にアップしましたがいまはなかなか自由に見ることができません。
是非、行かれてクラカメさんの視点の浅草を
披露して下さい。
gettengさんのご紹介をさせて戴いてます。
後の四人はなかなか(苦笑)
しかし、インドのベンガルが起源とは
びっくりですよね。
しょう。
他にも色々仕掛けがあります。
いつ行っても何か発見できるので飽きません。
ボクもスペイン旅行の多くは簡単に見られません(涙)