ストーンヘンジの建立年代が、BC5000年の地軸大移動をはるかに越えた
年代であり、当時の極地が判明したことにヨリ、様々な学問の分野で新たな
事実が判明すると前回で述べたところである。
生物の世界では、マンモスの絶滅年代が修正されるであろう。
マンモスは今から、約1万5千年前頃に絶滅したと言う仮説が現在殆ど定説と
なっている。
しかし、私の3千5百年周期の地軸大移動の仮説からは、このマンモス絶滅の
仮説は否定されるのである。ことにストーンヘンジはマンモスの絶滅時期を特定
するのだ。
シベリヤのコリマ河周辺では、マンモスの氷結体が出土し、川岸に露出する事
がある。最近ではレナ河河口でもマンモスの子供が凍結したまま出土している。
これらのマンモス冷凍対は当然、放射性炭素14によって年代比定され、約1万
5000年前に死亡したと推定されている。
これを事実として受け入れれば、私の地軸大移動説は成り立たないであろう。
放射性炭素C14の年代比定は、私の説と争いになる。この年代比定は何時の
時代にもC14の大気中の比率は一定であったとの前提的仮説を含んでいる。
これは間違った説なのである。この事実を今後、論じたい。