万葉以後・・より糸は恋における性行為を象徴する詞になった。片方ずつの糸を
より合わせて、1本の糸ができるように男女は性行為によって完成するとの
思いが片糸の詞を歌の世界に流行させたのである。
轆輪眞山
片いとの あはでの浦の 波高み
こなたかなたに よる船もなし 続古今1116
片糸の 来栖の小野の 一筋に
あふべきふしや 思ひ絶えなん 新千載1211
年をへて 逢う事は猶 かたいとの
誰が心より 絶えはじめけん 新勅撰1010
抜きとめよ 逢はずは何を かた糸の
乱れて落つる 滝の白玉 続拾遺856
片糸の 伏見の里は 名のみして
相見る恋は よるぞくるしき 新続古今1140
片=kata・・・・アイヌ語で形を意味する言葉からきました。肩、片、型、像、
などはこの言葉が語源です。古代、肩が輪になるカタワが多発し、片、肩、が同じ言葉と
なったのです(縄文時代の肩輪土偶を参照)
逢う・・と片は互いに枕詞になりあうことで、相互の関係は密接であった。縄文
以来の信仰は、aw・・あの世、境界、フクロウ神 片=分離、カタワ、破壊神
であったのです。
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