CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

雨の夜に、ふとため息をつく

2018年01月13日 | AMERICAN ROCK/POPS
今日も一日中雨。

結構この地に長く暮らしているが、これだけ連日雨が降り続くのはあまり記憶に無い。

いつもは日中、半袖のTシャツに下は半パンという南洋仕様のいでたちで、週末は家の中でゴロンとしているわけであるが、小雨の夜となると結構冷え込み長ズボンともう一枚Tシャツを重ね着する事になる。

そんな肌寒い夜にはやわらかい歌声のフォーク・ロックがマッチする。

1978年にIan Mattewsが出したStealin Homeなんかどうであろうか?

英国のトラッドフォークバンド、Fairport ConventionのメンバーだったIan Mattewsはバンド脱退後、ソロや自身のグループでアメリカン・フレーバーのアルバムを数多く出してきた。

このアルバムはヒットしなかったが、シングル・カットされたDon’t Hang Up Your Dancing Shoes やShake It(ウェスト・コーストのSSW、Terence Boylan作のカバーで、彼の地ではオリジナルよりヒットした記憶が)などが当時ロス・アンジェルスにちょこっとだけ住んでいた頃、カー・ラジオからよく聞こえていたのを思い出す。

あれからちょうど40年、俺も歳をとったもんだと思う。フッ!

助手:博士、何かっこつけてんですか?  

博士:いやぁ~ 申し訳ない。つい調子にのって似合わぬせりふを吐いてしまったわい。

助手:あのね、Tシャツの重ね着だけでなく、腹巻しておいた方がいいですよ~。もういい歳ですからね。

博士:まさか? 腹巻なんてここで使うなんて思わないから、日本から持ってこなかったぞ!

助手:それじゃ、バス・タオルでもおなかのところに巻いて置いてください。

相変わらず不恰好ないでたちの博士はさておき、癒し系Stealin Homeは中々いけると思います。

着陸失敗

2018年01月12日 | BRITISH ROCK
博士:あれ? 我が研究所についにエックス・ジャパンのCDなんか有ったかのう?

助手:バラード・コレクションというコンピのCD1枚はありますが、あそこに見えるのは、エックス・ジャパンのCDじゃないですよ!

博士:オォ~!よく見れば、エックスじゃなくて4枚羽根のプロペラのイラストじゃったわい。

ワシの目も衰えてしもたのう~

子供のときは裸眼で両方とも1.5じゃった。調子の良いときは2.0の文字が読めたものじゃ。今じゃ小さな文字を読むには眼鏡なしでは無理だし、遠くを見ると景色が少々ダブって見えるときがある。

特に眼鏡を忘れて薬屋に行けば大変じゃ。薬の箱の裏に記載されている効能書きがまったく読めんからのう~

助手:本日は、前回アップしたソフト・ロック系のバンド且つアラン・パーソンつながりで、パイロットなる英国(スコットランド)バンドを紹介したいと思って、ジャケットにプロペラが描かれた彼らの1975年の2作目、セカンド・フライトのCDあそこにおいておきました。

博士:ビートルズ解散後、各メンバーがソロ活動で大いにがんばっていたものの、バンド形態としてはビートルズのポジションを引き継ぐようなバンドはついに出てこなかったのう。

当時は、その残り香を味わうために、バッドフィンガー、10CCそれにパイロットなんかよく聴いていたものじゃ。

January~♪
Sick and tired,
You’ve been hanging on me
You make me sad with your eyes
You’re telling me lies
Don’t go~♪
Don’t go~♪
全英一位に輝いた、Januaryなんて今でも歌えるぞ!

視力は衰えたが、記憶力はまだまだ健在じゃ!

助手:あれ? これってずっと前に正月の歌だって言ってませんでしたっけ? 

この歌詞ならJanuaryは女の子のニックネームか本名のように思えるんですが… 日本でも、女の子の名前に弥生とか五月なんて使いますからね~

博士:うぅ~面目ない。英語の歌詞で歌うときには、単なる音として捉えあまり意味は考えないからのう~

つまり記憶力は健在じゃが、英語力は適当~ってことでどうじゃ!

助手:なるほど。今回オチが決められなかったので、フライト失敗の不時着って事ですね。

猫より使い物にならないって?

2018年01月11日 | BRITISH ROCK
最近アパートの出入り口の近くに、何処の猫か分からないが一匹のトラ猫が佇んでいるのをよく見かけ、俺にかまってくれと言っている様に“ニャー”と鳴く。

インターネットでサーフしていると、ユー・チューブなんかでよく動物関連のビデオをアップしているサイトに遭遇する。

特に犬・猫の日常生活をアップしたものが鉄板ネタみたいで、人気VLOGになるとアクセス数や視聴者登録数が半端ナイ。

当ブログと比べても天地の差というよりは、此方は地表ではなく更に地下奥深くに埋もれている感じの差となり、本当に羨ましい限りである。

今年は戌年であるが、じゃ超人気銘柄の猫の年って何故存在しないのか?

十二支のコンセプトは中国から伝わってきたもので、何でもその昔神様が動物の会議を元日に開き、12種の動物が毎年交代して1年間の代表を務める事を決めたそうな。

牛は歩くスピードが遅く、会議に遅れてはならぬと考え一日早く家を出た。鼠はその牛の背中に飛び乗り、到着直前に背中から飛び降りて一位を獲得。

そして猫は鼠から会議の日付を1日遅く教えられていた事から、猫の到着が遅れて12番目までに入ることが出来なかったため、猫の年が無くなったとか。

猫好きの人にとってはなんとも口惜しい事態ではあるが、そんなあなたにアル・スチュワートが1976年に出した大ヒット・アルバム、Year of The Catはいかが?

やわらい歌声の癒し系フォーク・ロックって感じで、ビートルズ、ピンク・フロイドのアルバム制作やさらには自身のバンド・プロジェクトなんかで有名のアラン・パーソンが制作に係わっていて、タイトル曲Year of The Cat以外の曲も一味違ったポップ・ソングに仕上がっていて非常に聴き易い。

じゃあ、Year of The Catってアル・スチュワートの想像の産物なのか?

猫党の人間はそれを聴いて我慢するしかないのか?

いいえありました! 猫年が!

ベトナムでは、十二支の順番は同じであるが、牛は水牛、羊が山羊、猪は豚、そして兎が猫に置き代わっているじゃあ~りませんか!(チャーリー・浜調に)

何故兎が猫に置き換わっているかというと、なんでもベトナムの農家にとっては兎より畑を荒らす鼠を駆逐する猫の方が利用価値があるからなん~て説もあるそうな。

休日何もしないで家でゴロゴロしているオトッツアンなんか、猫以下の存在と成りカーちゃんの操る掃除機で居間から追い出される。

えっ! 猫より使い物にならないって? それって、俺の事?

雨の日の憂鬱

2018年01月10日 | AMERICAN ROCK/POPS
このところ毎日雨続き。

今日も朝から小雨がパラパラと断続的に降っている。

つい先日には半月分の雨が小一時間の間に一気に落ちてきて、道路が水没した地域もあったそうな。

雨の季節は、気温も30度を割りエアコン要らずの快適さは享受出来るが、窓から見える外の景色はどんよりと灰色に霞んでいてなんだか気分が晴れない。

と言うことで、本日はカーペンターズの“雨の日と月曜日は”(Rainy days and Mondays)。
1971年にアルバム、The Carpentersからシングル・カットされ大ヒット。

ハーモニカの音色が悲しげな気持ちを代弁しているかのような状況をいつもの下手くそな翻訳で。

Talking to myself and feeling old
独り言なんか言って、もう歳なのかも
Sometimes I'd like to quit
時々投げ出したいなんて思う
Nothing ever seems to fit
どうもしっくりこない
Hanging around
ぐずぐずして
Nothing to do but frown
顔をしかめるだけ
Rainy days and mondays always get me down
雨の日と月曜日はいつも憂鬱

What I've got they used to call the blues
ようやく判ったのは、今まで言われていた憂鬱って意味をね
Nothing is really wrong
本当に悪いって感じはしないのに
Feeling like I don't belong
浮いてるって気分
Walking around some kind of lonely clown
悲しきピエロのように彷徨する
Rainy days and mondays always get me down
雨の日と月曜日はいつも憂鬱

Funny but it seems I always wind up here with you
おかしいんだけど、あなたと会えばいつもそれを解消出来るみたい
Nice to know somebody loves me
誰かが愛してくれるって素晴らしい事

Funny but it seems that it's the only thing to do
おかしいんだけど、やるべき事ってたったそれだけ
Run and find the one who loves me
私を愛してくれる人を見つける事ね

確かに、雨が降る日の出勤って本当にテンションがた落ち。

傘を差していてもズボンのすそはビチョビチョ、おんぼろの革靴は水を大量に吸ってグチョグチョ。これで、湿気ムンムンの満員電車に揺られて会社に到着する頃には不快指数150%になる。

憂鬱な気分を解消するため“愛してくれる人を探す~♪♪”なんて歌の文句を口にすれば、カーちゃんに“朝から何寝惚けたことを!”な~んて叱られる事間違いなし。

もし月曜日であれば、週末に起こった仕事上のクレームが朝一で殺到となることが多いのでさらに凹む。

水曜日でよかった~

と思いきや、少し前に作成した書類に不備発見。急いで訂正を試みるもあせって更なるミスを犯す。

結局冷静を取り戻し明日朝一番に改めて作成。

朝からパラパラと降り続いていた雨は、夕刻になってもやむ気配はない。

水曜日も憂鬱な一日と相成った。



Alive Again、俺は生まれ変わるぜ!

2018年01月01日 | Chicago

一年の計は元旦にありと昔から言われている。

と言うことで、今年は生まれ変わったつもりで消極的な生活にはおさらば、何事にも積極的に係わって生きて行こうではないかと!と誓いを早速立てる。

ご存知シカゴの1978年のアルバムHot StreetsからシングルカットされたAlive Again。

ギターのテリーが自殺か事故だったかは分からぬが、ロシアン・ルーレットなる死亡遊戯で1978年の1月に死亡。

重要メンバーが急にいなくなって、シカゴとしても気分新たに再出発する必要があった。

急遽新ギタリスト、ドニー・デューカスをリクルートし、また長年のプロデューサーを勤めたジェームス・ガルシオから、ビリー・ジョエルやポール・サイモンのヒット・アルバムをプロデュースした事でおなじみだった売れっ子AOR系のフィル・ラモーン起用。

スタジオもガルシオ所有のコロラド、カリブー・ランチから、フロリダのクリテリア・スタジオの変更し心機一転。

ドニーの印象的なイントロのギター・カッティングに続いて、シカゴ・ホーン・セクションが炸裂、そしてピート・セテラの甲高い歌声が響く。

オォ~! これぞ新年スタートの誓いに相応しいじゃないか!

Yesterday I would not have believed
昨日はとても信じられなかった
That tomorrow the sun would shine
明日、太陽が輝くなんて
Then one day you came into my life
そしてある日、君は俺の元にやってきた

I am alive again
俺は生まれ変わったのさ
I am alive again

All the empty yesterdays have disappeared
空虚だった過去とはおさらば
Now that you have filled my life with love
君が俺の人生を愛で埋めてくれるから
No one else could ever mean so much to me
誰もそんな事出来やしなかった
Every day my high lasts longer
ハイな気分が毎日続く
As our love grows ever stronger
俺達の愛は今まで以上に強くなるからさ

助手:博士! ノリノリのところ水を差すようですが、この歌はちょっと問題ありと思うのですが…

博士:どう言うことじゃ?

助手:これって、新しい彼女が登場して生まれ変わったって内容ですよ!

博士:おお、そうじゃった。うっかりしておった。この歌を歌って調子に乗っとると、か~チャンにこっぴどく𠮟られるところじゃった。

助手:やっぱり、博士は今まで通りブログをシコシコと更新しながら地味に生きていくのいいのじゃないかと…


と言う事で、今年もよろしくお願いします。