CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

チタンとタイタン

2018年01月20日 | BEATLES-BADFINGER関連
助手:博士! プラモの制作で汚し塗装なんて技術知ってますか?

博士:オォ~ 知っておるぞ。

ミリタリー系のスケール・モデルのキットを制作するとき、リアリティーを出すためにわざと汚した感じの塗装で仕上げるのじゃ。

例えば、オリジナルの塗料の経年劣化を表すためにわざと変色した塗料を上塗りしたり、垂れた水垢とか、塗装が剥げ更に錆なんかを表現する高等技術じゃのう。

助手:よくご存知で。

博士:小学校の頃はプラモ少年で、小遣いのほとんどを費やしておった。タミヤのプラカラーを買って、習字用の筆でスケール・モデルに細かく塗装しておった。

親からは、勉強部屋がシンナー臭いといつも怒られとったのう~。

中学になってからはクラブ活動が忙しくなり、プラモどころではなくなり、精魂込めて作った作品も置き場所が無いという事ですべて廃棄処分となった。

趣味に夢中になってた頃は、シンナー臭さもそれほど感じなかったが、今ではカーちゃんがマネキュアを落とす溶液の臭いを少し嗅いだだけでも、気分が悪くなる。

助手:ところで、最近ユー・チューブの動画でガンプラの汚し塗装の様子を見たのですが、錆(酸化鉄)の表現を赤茶色の塗料で表わすという作業になんともいえぬ違和感がありまして…

博士:オォ~ まったく同意じゃ!

ガンダムはガンダリウム合金、すなわち宇宙世紀0064年に開発された、チタン、アルミと希土類からなる超合金ルナチタニウムでボディーが製造されておるからのう~

安い、早い、旨いは吉野家じゃが、硬い、軽い、錆びないの三拍子はもはやガンダム友の会では超合金ルナチタニウムのトレード・マークと言うのは常識じゃ!

握りのサビ抜きは困るが、ガンプラの汚しは錆抜きでお願いしたい。

助手:ところで、チタンと聞いてビー・ファンならすぐにピンと来る歌ありますね。

と、長~い前ふりでようやく登場するのは、1975年にウィングスが出した大ヒットアルバム、Venus And Marsに収録されたMagneto And Titanium Man(磁石屋とチタン男)。

マーベル社のアメコミ超人らが登場する楽曲で、軽快なブギウギ・サウンドにのって楽しいコーラスもきまっている!

博士:何~! チタン合金製のアーマー・スーツが宇宙世紀以前に開発されていたって?

助手:アーマー・スーツではないですけど、Titanは日本でもかなり昔から大量に生産され今でも大活躍してますよ。

博士:何~! 日本でも?

助手:マツダのタイタンです。(Titanの英語読みはタイタン)

と、読んでもあまりためにならない話で本日も終わる。