ビートルズ・ファンなら、みん〜な大好きBadfinger。
ビートルズの私的アシスタントだったマル・エヴァンスに見出され、その後ポールやジョージに可愛がられ、当時ビートルズの弟分的な存在と称されていたが、いやいや侮る事なかれ、彼らの才能は弟分以上のものだったと個人的に思う。
特に彼らの紡ぎ出す哀愁を帯びたメロディーはビートルズにないものだった。例えば、Maybe Tomorrow、Carry On Till Tomorrow、Midnight Caller、Without You、Name Of GameにDay After Tomorrowなどなど。
バンド担当のマーケティングやマネジメントの手法があまりに稚拙だったためせっかくの才能も押し潰し、そしてバンドに最悪の結末をもたらした。
バンド名をBadfingerと改名し、彼らにとって1970年の2枚目のアルバム、No Diceからシングル・カットされたNo Matter What(邦題、嵐の恋)全米8位/全英5位のスマッシュ・ヒットを聴けばその実力がよくわかる。
(No Matter Whatに対する邦題が何で嵐の恋なのか? イマイチ理解に苦しむ)
通行人A:少々ヘビーな短いギター・リフの後、ド〜ンとNo Matter What You Are!とくるパンチの効いた歌い出し。このワン・フレーズでもうやられちゃいますね。いや〜、その衝撃ってまるで通販の健康黒酢ナンチャラ飲んだときのようですかね?
乙女心なんてとうの昔に失せてしまった商店街のおばちゃんB:そりゃね〜 君がどうであろうと、一緒にいるぜなんて言われりゃさ〜、あんた!一発で胸キュ〜ンだってば。ゲゲゲ〜
パチンコ帰りのおと〜さんC:あっしは洋楽苦手で、普段ホールで流れている演歌しか聴かねえんでだけど、Badfingerってバンドあるのね? 連戦連敗のあっしの指さばきの事言われているみたいで、これには参ったね〜
買い物帰りの主婦D:さっきね、Badfingerと間違えてLadyfingerいっぱい買っちゃった! 今日の夕食、もうオクラのネバネバ祭りね。
などなど次々と嵐の恋に賞賛の嵐が〜
あなたも聴けばわかる!
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