CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

仏さんかチョコレート、 私なら?

2020年06月28日 | BRITISH ROCK

世の中あまり教条的過ぎると息苦しく感じることも。

しかし、積み重ねられた経験などから導き出された教条的な教えには妙に納得する今日この頃。

ある程度先が見通せるぐらいに歳を重ねたってことですかね。

今日はキャットス・ティーブンスが1974年に出したアルバム、Buddha & The Chocolate Box。

1973年の前作、Foreignerは従来のフォーク・ロック路線とは異なり、従来のプロデューサーやバック・ミュージシャンを入れ替えてゴスペルとかR&Bよりのアルバムをカリブ海に浮かぶスタジオで制作。

チャート・インしてヒットはしたものの、受けがどうもイマイチだったことから、プロデューサーにポール・サミュエル・スミス、バックにはキャットに長年付き添ったアラン・デイヴィスやポール・コンウェイらを再起用しての作品。

テーマは究極的な選択を強いられる場合仏さんかチョコレートのどちらを選ぶか? すなわち、精神的なものそれとも物質的なものを選択するのか?らしい。

シングル・カットされヒットした、Oh Very Youngもちょっと教条的ですかね?

例によって、適当超和訳でOh Very Youngでも。

Oh very young, What will you leave us this time

そこのお若いの、今度は何を残していってくれるのかね?

You're only dancing on this earth for a short while

君は、束の間、この世で踊っているだけなんだ。

And though your dreams may toss and turn you now

君の夢が不安で寝返り打たしているのかも。

They will vanish away like your daddy's best jeans

それって君のお父さんのジーンズみたいに消え失せるのだよ。

Denim blue fading up to the sky

デニムのブルーが空に溶けていくように

And though you want them to last forever

そして、ずっと続いて欲しいと思っていても、

You know they never will

そうじゃないって事を君はわかってる。

You know they never will

そうじゃないって事をね…

And the patches make the goodbye harder still

継ぎ当ての箇所がまだ別れ難くさせている。

 

世の中そううまい話が転がっているわけじゃない。

夢を持つのはいいけれど、それを実現させるには現実をもっと見つめ信念を持たねば。

継ぎ当ての事を気にしているようじゃ、なかなか羽ばたけないよ、と言っているのか?

いや〜 今更ながら勉強になります。

 

ところで、仏さんかチョコレートのどちらか?と問われると食いしん坊の私はやっぱり物質文明の象徴たるチョコレートですかね。

何しろ、お正月になると色々神社仏閣を訪れてお賽銭を放り込む代わりに色々頼み事お願いしているぐらいですから。

蜘蛛の妖術で、幻想の中でチョコレート・ボックスがふと現れて、食欲に負けてチョコレートを一口。

包装の中から現れたのはなんと仏様!

そこで我に返って、私の修行はまだまだ続く。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿