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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

わたくし生まれも育ちも……、JOHN MAYER - BORN AND RAISED

2015年11月19日 | AMERICAN ROCK/POPS
と言っても、彼が生まれたアメリカ東海岸コネチカット州のブリッジ・ポートでもなく、またその後彼が育った近郊のフェア・フィールドのことではないだろう。

2001年ROOM FOR SQUAREを引っさげてデビューし、売上で4Xプラチナを記録し、その後のアルバムも次々とプラチナ・セラーを達成し、若くして一躍アメリカのポップロックの大スターとなり、また巨額の富を得ることになると周りに集まってくる人間の種類も変わってくるし、それによって人生にも大きな変化が現れてくる。

レコード・デビュー前の無名時代であれば、発言や行動がよほど世間とのズレが無い限り、普通それらは取り立てて問題視されないのだが。

有名になると、一挙一動がマス・メディアによって全土に拡散され、そこから派生したイメージから逃れることは出来ないのである。自身の交友関係や雑誌のインタビューでの発言が大きく取り上げられ批判の対象になったことから、一度休憩せざるを得なかった。

大ブレークした後の自由奔放と周りに映ったライフ・スタイルをやり直そうというような状況で制作されたのが、2012年のBORN AND RAISEDである。が、売り上げはゴールド止まりとなったが、チャート的には全米一を獲得した。今回の曲調は カントリーやフォーク・ロックを含むアメリカン・ルーツ・ミュージックに重点が置かれ、以前のポップな味付けの路線と比べると地味に聴こえたのかもしれない。

このアルバムのタイトルは “生れや育ち”というよりは、“成長する”という意味合いがあると思う。

アルバム6曲目のBORN AND RAISEDではI’LL BE BORN AND RAISEDと未来形で歌い、アルバム最後の曲BORN AND RAISED (REPRISE)ではI’M BORN AND RAISEDと現在形で締められている。 これは彼の成長の過程を表現していると個人的には思うのだが。とは言え、IN THE HALF OF TIME, I’LL BE TWICE MY AGE(半分の時間なのに、倍歳をとってしまう。)と歌っているので成長するのも大変だとも聞こえる気がする。

2012年に アメリカ北西部、カナダとの国境の位置するモンタナ州の田舎町ボーズマン近郊に居を移したことは、それまでの都会的なライフ・スタイルをやり直し、自身の新たなスタートを切る意味においてよかったのでないかと思う。

John Mayer - Born and Raised


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