80年代のロックといえば、聴かせるだけでなくMTVや映画のサントラとして見せる要素が加わり、更にロックと言ってもテクノ、R&B、ヘビメタなどなど様々な方向性が次々と生まれてゆき混沌としていた印象が。
その中で70年代のロックの延長として活動を続けてきたのがHuey Lewis & The Newsだ。
70年代に別バンドで活動を続けてきたヒューイ・ルイーズが英国にわたりエルビス・コステロのバックを務めたり、彼の地でアルバムを出し活動を続けた。
バンドが解散後アメリカに戻りHuey Lewis & The Newsを結成し1980年にファースト・アルバムを出すことに。
そして1983年に3枚目のアルバム、Sportsで大ブレーク。アルバムが単に全米1位を獲得しただけではなく、あのマイケル・ジャクソンのスリラーに次いで年間チャート2位ととんでもなく売れた。
ミュージック・ビデオに登場しヴィジュアル系で売り込むのとは対極的な地味な6人組だし、またキャッチーなシングル曲がアルバムの大ヒットに繋がったわけではもなく、このアルバムが全体の内容で評価された事はオイラからすればアメリカの良心とでも言えるね。
この後、映画Back To The Futureのサントラに起用されたThe Power Of Loveの大ヒットでバンドは頂点を極めることに。また、このアルバムに収録されたI Want A New Drugと翌年の映画、Ghost Bustersのサントラに使われたのレイ・パーカー Jr.作の表題曲が似通っているってことで提訴し法廷外で非公表の金銭的解決に決着したそうな。
地味変:地味が一番!
地味頁:おっしゃる通り!