リック・ウェイクマンのソロ第二弾、地底探検(Journy To The Center Of The Earth)は1974年に発売された。
作品のベースとなったのはフランスの小説家、ジュール・ベルヌの地底旅行で、ロンドン交響楽団と合唱団に自前のバンドを加えて一発勝負のライブ録音を敢行。これがそれほどライブの粗をあまり感じさせない素晴らしい出来。
当時はリックはまだイエスに在籍していたものの、他のメンバーとのライフ・スタイルの違いから軋轢が生じていたのと、当時のイエスの作品だった海洋地形学にイマイチ馴染めずツアー終了後バンドから脱退。
ところが脱退直後、このアルバムが全英1位・全米3位の大ヒット。
このソロ活動でつかんだ大きな実績が、その後イエスに再加入したり脱退を繰り返す彼の少々わがままな行動もある程度許されたのでは無いかと…