ドイツのテクノ・ポップのパイオニア、Kraftwerkの元かつ創設メンバーだったフローリアン・シュナイダー氏がお亡くなりになった。
時代の最先端を行くシンセによる無機的かつシンプルなフレーズの繰り返しが延々と続き、ヒット・チャートに登場するような一般受けする芸風ではなかったが、ミュージシャンや評論家からは結構肯定的な支持を受けていたと思う。
本日は追悼の意として1977年彼らの傑作、Trans-Europe Expressでも。
(向かって右から2番目がシュナイダー氏)
明るい未来を映し出すような端整な顔つきの4人組のレトロ風ポートレートはジャケ買いしたくなるほど心をくすぐる。
レコードに針を落とすと、其の単調な展開に私のハート・ビートも呼応してやがて穏やかなウエーブに。
そして心に平安が訪れる。
ただ、あまり何度も繰り返し聴き込むとついうっかりと居眠りしてしまうかも…
(パープル・キャピトル・レーベルは1993年の再発盤)