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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

確執は続く

2020年04月11日 | BEATLES-BADFINGER関連

今までのオリジナル・アルバムに収録された曲数を14曲から12曲に減らしたし、アルバムに収録されていないシングル結構あるからそれらの寄せ集めで新しいアルバム作っても別にいいんじゃね〜 ファンも喜ぶし会社もガッポ・ガッポ儲かるし、この気を逃しちゃ絶対ダメなんて会話がアメリカの某レコード会社内であったかどうかは定かではない。

そこで突如登場したのが、1966年6月に米編集盤、Yesterday & Todayである。オリジナル・アルバムのRevolver発売が数ヶ月後に予定されていた時期に強行発売のような感じでね。

(RIAA認定の赤いマークが印刷されて無いのが非常によろし〜、多分ロサンゼルスの工場でプレスされたのかと?)

(1976年再発のオレンジ・キャピトル・レーベル)

収録曲は、米盤には未収録の曲が英盤の Help、Rubber Soulさらにまだ発売されていない最新アルバム、Revolverなど各アルバムから数曲づつ集められ、さらに Day Tripper/We Can Work It Outがカップリングされたシングルも合体した編成となった。そして収録されたYesterdayに関連づけて、古い曲(Yesterday)と新しい曲(Today)てなアルバム・タイトルに。

シングルはシングル、アルバムはアルバムと結構発売コンセプトにこだわっていたビートルズ・サイドではあったが、それもアメリカ人が関わればぶち壊し。

諸説は色々あって、実際のところ当時の関係していた当人達に直接聞かねば真相は藪の中なのだが、後に修正版として採用されたトランク・カバーのアルバム用写真がすでに撮影されていたが、メンバーの強い要請でその仕返しかどうかはこれまた定かでは無いが、代わりにブッチャー・カバーと呼ばれる品の無い写真を送った。

これ以降は、英盤オリジナルが世界基準となるが、懲りないアメリカさんは英EP盤Magical Mystery Tourにシングルを合体させてLP盤に嵩上げしたり、解散時のどさくさに紛れてThe Beatles Again(Hey Jude)なるコンピ・アルバムを世に出すやりたい放題。

まあ、完クリを目指す強者コレクターにとっては種類が豊富で楽しいかもしれないが、私のような4流コレクターにとってはオリジナルの真正ブッチャー・カバーや新しい写真を上から糊付けしたセカンド・プルーフと呼ばれるYesterday & Todayを所有するなんて叶わぬ夢。

せめて、小さい画像ではあるが再発CD盤でも眺めてニンマリするしかない。

リンゴ談

このアルバムにおれの歌った曲が入ってなければ、今度こそブチギレるぞ〜って思ってたけど、何とおれが歌った曲、Act NaturallyとWhat Goes On?2曲が収録されてるじゃね〜の! 盆と正月が一緒に来たみたいって言っていたかどうか定かでは無い。