いらっしゃいませ、エマーソン様
いつものお席でございますね。
ミラー・ボールの反射が届かない奥まったボックス・シートに3名様ご案内〜!
なんて会話があったかどうかは定かではないが、70年代当時のディスコ・ブーム、いかにもディスコで踊ってひと汗かこうかと言う様な出立ち。
コレを知ったら全日本プログレ愛好友の会の会長が卒倒するかも…
1978年のエマーソン・レイク・アンド・パーマーのスタジオ・アルバム、Love Beach。
(シャツの胸元がはだけたワイルドな出立ちの3人組、遥か彼方水平線に沈む夕陽を眺めながら微笑む姿が何とも...)
作品としてはライト級で緊張感が足りないって意見もあるが、いつも通り確かな演奏技術と作曲能力は折り紙つきで安定感もあり、通して聴いて決して駄作とは思えない。
しかしこのジャケ・デザインとアルバム・タイトルのLove Beachなんとかしてくれよ〜って意見は当時からあったはず。
ところでLove Beach のタイトル決定の経緯に関しては、Wikiを見ても日本語版と英語版では全く異なる見解が….
個人的には、このアルバムの制作でアトランティック・レーベルとの契約が切れるいわゆる10月にあるプロ野球の消化試合のようなもので、当然注目度は下がることから、アトランティックとしては、この場違いなジャケ・デザインとアルバム・タイトルで反対に注目を集めさせようと半ばヤケクソ気味に決定した様な気も...
(夕陽はすでに西の彼方の水平線に没したというのに、腰まで使ってハイ、ポーズって何かの罰ゲームかね?)
契約消化のアルバムといえば、既発曲を再録したりアウト・テークを持ってきたりと結構手抜きのアルバムが存在する。
それらを考慮すれば全曲オリジナルの新曲で、しかも全編20分にも及ぶと言う大作、Memories Of An Officer And A Gentlemanを含むこのアルバム、結構良心的だったと言っても良いんじゃね〜
そう言えば、80年代にAn Officer And A Gentlemanって映画があって、当時これから付き合ってみようかって思ってた人と一緒に映画館で見た頃の甘酸っぱい記憶がふと蘇る….
えっ、お前の話なんかどうでもいいって?
どうもすいません。