オープニングにBack In The USSRを収録した50周年記念のホワイト・アルバムがつい最近リリースされたからではないが、本日は本家のチャック・ベリーのBack In USAのカバーをこれまたオープニングに持ってきているリンダ・ロンシュタットのアルバムを紹介したい。
1978年に出たLiving In The USAで、前作同様に全米1位の大ヒットとなった。
スタ・ジャンとショート・パンツにローラー・スケートの出立ちは当時アメリカ西海岸で流行ったらしい。
ウォーレン・ジボンのMohammed's RadioとCarmelitaがこのアルバムでカバーされている。
彼女のアルバム制作スタイルと言えば、他のアーティストの懐メロ・ヒットから近年レコーディングされたちょっと気になる楽曲取り上げ、気心の知れたウエスト・コースト系のセッション・ミュージシャンをバックに、彼女なりに心地よい歌唱を聴かせるのが基本だった様に感じる。
ただこれをずっと続けていくことによってマンネリ化してしまうことを恐れたのか 、次作で冒険的に少しばかり芸風を変え、 さらにその後スタンダードを歌うボーカリストへと変遷して行くことになる。
すなわち、このアルバムがそれまでのポップ・ロック路線の集大成のアルバムだったと思う。
個人的には可も無く不可も無い一般受けする安定のアルバムだが、特筆すべきは彼女がこのアルバムでもまたまたシンガー・ソング・ライター、ウォーレン・ジボンの曲(Mohammed’s Radioなど)をカバーしている事だ。
当時無名だった彼の才能を多くに人に知らしめてくれた事は、ウォーレン・ジボンの位置ファンとして非常に有り難かった。
ウォーレン・ジボンの1976年のアルバム。このアルバムからリンダは、彼女の3枚のアルバムにHasten Down The Wind、Poor Poor Pitiful Me、Mohammed's RadioとCarmelitaなどと樽で4曲カバーしている。
ジャクソン・ブラウンがプロデュースを引き受けている