手紙
2013年08月30日 | 本
8月30日(金)
東野圭吾さんの『手紙』すごくいい本です。
服役中の兄をもった、弟の15年間の苦悩が描かれています。
加害者の本人も獄中から弟にあてた手紙をとおして、苦悩の物語がすすんでいきます。
加害者家族も被害者家族も、ともにどうしょうもなくせつないです。
あってはならない犯罪が、大きな暗い影を落とします。
償いきれない罪と罰。 背負いきれない大きな代償が伴います。
不幸が不幸を呼び寄せるせつなさがこころに迫ってきます。
久しぶりに涙を流しながら読み終えました。