1月14日 (土) 最高気温10℃
本を読んでググッと響いた箇所がありました。
てんかんは大脳皮質の電気活動の異状によって多彩な症状が
発作的に生じる症候群である。
古代ギリシャのある地域では、てんかんもまた霊の憑依に
よるものだとされ、「神聖病」と呼んで患者を特別扱い
することが行なわれた。
しかし
エーゲ海コス島の医師ヒポクラテス(B.C.460-377)は
てんかんが一つの病気である事を喝破し、患者が必要とする
のは宗教的な意味づけによる特殊な待遇ではなく、
病人として治療を受けることであると主張した。
メンタルヘルスの領域において、霊的から科学への転換に
向けて最初の一歩を画したものと言えよう。
ヒポクラテスは科学的な医学観を展開し
『ヒポクラテスの誓い』とよばれる倫理原則を
定めた「医学の父」である。
以上、本から抜粋しましたが、紀元前からこのような流れを
受け継がれている事に改めて、感激した次第です。
こころに響いたことばを、こころに貯めていきたいと思いました。