雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

きよしこ

2006-09-07 | 小説
 最近読んだ重松作品。
『エイジ』 『かっぽん屋』 『うちのパパが言うことには』 『きよしこ』

 いやぁ~、やっぱイイっすよ、重松清氏。

 とりあえず、ホントに簡潔に各書について。いや、ホント簡潔に。

『エイジ』 中学二年生が主人公。同級生が通り魔として捕まり云々・・・。ものすごい、いい加減ですな(汗)とりあえず、中二の健全な男子ですので、やっぱオナニーしちゃいます。夢精もしちゃいます。

『かっぽん屋』 短編集ですが、エロいのからミステリアスなのまで、色んな重松氏を楽しめます。表題作「かっぽん屋」のオナニー描写は必見!あと「すいか」なんかも、かなりエロい。でも、爽やかなんだよなぁ~。

『うちのパパが言うことには』 エッセイ集。二冊目になるんじゃないかな?以前のエッセイ集では「身長170cm 体重80kg」だったのが「身長170cm 体重90kg」になっていた。
 そういうところが、好きだ。

 さて、ここまで書いてなんなのですが、『きよしこ』がオイラ的には一番でした。もーう、泣けました。ベタでもなんでも構わない!とにかく、スゴくイイ作品でした。オイラの重松ランキング二位に昇ってきました。(一位は変わらず『疾走』です)
 オナニーシーンもエロエロシーンもありません!大人から子供まで、安心してお読みいただけます。
 少しでも孤独を感じたことのある人なら、たぶん共感できる物語だと思います。
 ヘンな押しつけがましさや、同情なんかもありません。そこが、重松清氏の好いところ、ですね。
 
コメント (7)
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