突然、何を言い出すのか?
と思う方も多いと思ふが、勘弁願いたい。
えーと。
なんとかモンゴメリー作の児童文学「赤毛のアン」
の中に、こんな場面が出てくる。
毛の色にコンプレックスを抱いていたアンは、
怪しげな行商人から「髪を漆黒にする薬」を買った。
が、実際に使ってみると、髪の毛は緑色になって、
死ぬ程、後悔する。
結局、髪の毛をウルトラショートにカットし、
かえって学校で(良い意味で)評判になり、
アンは「幸せな気分」になる。
子供の頃、これを読んだ俺は、
「女の子向けの本など、二度と読むか!」
と思った。
「髪の毛の色や形がどうたら」なんて、
そんな事が「女の子の世界」では、
問題になるんだろうか?
正直、それ以上の感想は無かった。
偶然、ケーブルテレビで「アニメ劇場」を見ていたら、
まさしくそのシーンをやっていて、
「ああ、そういえばそんな事、思ったな」
と懐かしかった。
で、今、見ると「アンが死ぬ程、後悔した理由」
が少し違って見える。
人間、だれしもコンプレックスがあり、
それを克服しようとしたり、隠そうとしたり、する。
しかしそれが、失敗してかえって裏目に出た時、
周囲の人達の目がいかに残酷か?
(特に、その年頃の女の子の世界)
アンにはそれがわかっていた。
だから、泣きまくったのであって、
「緑色の髪の毛が恥ずかしい」
とか、
「インチキ行商人に騙されて、なけなしの25㌣を巻き上げられた事」
が悔しいのでは決して、無い。
(...あたりまえか?)
そういう事がもう少し早くわかっていたら、
俺もいくらかマシな人間になっていた...かもしれないと思ふ。
と思う方も多いと思ふが、勘弁願いたい。
えーと。
なんとかモンゴメリー作の児童文学「赤毛のアン」
の中に、こんな場面が出てくる。
毛の色にコンプレックスを抱いていたアンは、
怪しげな行商人から「髪を漆黒にする薬」を買った。
が、実際に使ってみると、髪の毛は緑色になって、
死ぬ程、後悔する。
結局、髪の毛をウルトラショートにカットし、
かえって学校で(良い意味で)評判になり、
アンは「幸せな気分」になる。
子供の頃、これを読んだ俺は、
「女の子向けの本など、二度と読むか!」
と思った。
「髪の毛の色や形がどうたら」なんて、
そんな事が「女の子の世界」では、
問題になるんだろうか?
正直、それ以上の感想は無かった。
偶然、ケーブルテレビで「アニメ劇場」を見ていたら、
まさしくそのシーンをやっていて、
「ああ、そういえばそんな事、思ったな」
と懐かしかった。
で、今、見ると「アンが死ぬ程、後悔した理由」
が少し違って見える。
人間、だれしもコンプレックスがあり、
それを克服しようとしたり、隠そうとしたり、する。
しかしそれが、失敗してかえって裏目に出た時、
周囲の人達の目がいかに残酷か?
(特に、その年頃の女の子の世界)
アンにはそれがわかっていた。
だから、泣きまくったのであって、
「緑色の髪の毛が恥ずかしい」
とか、
「インチキ行商人に騙されて、なけなしの25㌣を巻き上げられた事」
が悔しいのでは決して、無い。
(...あたりまえか?)
そういう事がもう少し早くわかっていたら、
俺もいくらかマシな人間になっていた...かもしれないと思ふ。