ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

人間だもの

2005年09月30日 23時54分14秒 | 古い日記
幼くして、両親より早く死んだ子供達は、
「賽の河原」に行き「石を積む」だけじゃ済まない。
そこで「テレビの様な物」を見せられる。

すると...。
嘆き悲しむ両親の姿が映っている。

これだけでも十分、残酷なのだが、鬼はさらに言う。

「この親不孝者!ああして父や母は泣いているじゃないか!」

さらに、殴る、蹴る...。

子供に何の罪があるのか?随分と理不尽な世界である。

「両親が悲しむから、命は大切にしろ」と言う教えなのか?と子供の頃は思った。

実は、これは「親の方」を救済するための方便だ。

 泣くのは止め、死んだ子供の事は忘れなさい。

 そうすれば、貴方の子は仏様になります...。

 その逆をやると、いつまでもで「賽の河原」で鬼に虐められます。

思い出したり、考えたりする力がある人類には、

それなりの救済方法がある。