唐突に何を言い出すのか?
とお思いだろうが、再び「赤毛のアン」について。
「誰も知らない謎の文豪」を目指す俺としては、
日々の「文豪研究」を欠かす訳にはいかない。
ただし、あくまで「文豪」を研究するのであって、
その作品は基本的にロクに読まない。
さてと。
題名からしてベタベタなラブロマンスという感じだが、
「赤毛のアン」の作者、モンゴメリの処女作は「果樹園のセレナーデ」と言う。
知らない?俺も読んだ事は無いよ。絶版になっているみたいだし。
「果樹園のセレナーデ」は、
「世間から隔絶された少女が、若い教師の愛によって、不幸の環境から解放される。」
というストーリーらしい。
「幽閉された少女」が「王子様」に助け出される。
という、少女幻想のまさに王道だ。
それを「文学として足る作品」に出来れば、筆者の力量は余程の物と思える。
で、何だ。
俺は大昔の記憶からこんな話を思い出した。
(何かの書評でみたのかな?)
以下に記す。
モンゴメリは、少女時代、既に処女作(果樹園のセレナーデ)の原型になる
物語をせっせとノートにしたためていた。
(以下、そのストーリー)
悪の帝国、「ジャップ島」に流れ着いたアメリカの少女が、
トーゴーなる島のボスと結婚させられそうになっていた。
が、王子様が現れ、トーゴーとジャップ一味を倒し、
少女は解放され、めでたく結婚する。
以上。(いや、実はトーゴーじゃなかったと思うけど)
これが「果樹園のセレナーデ」では以下の様になる。
ジャップ島 「プリンスエドワード島」に変更。
トーゴー 愛するあまり「少女を束縛するその母親」に変更。
アメリカの少女 「喋る事の出来ない美少女」に変更。
王子様 「美少女の家庭教師」に変更。
明らかにリアリティーのある「大人の恋愛物語」にバージョンアップした。
...以上、記憶だけで書いた。
でも、確かそんなモンゴメリ研究の本があったと思うけど。
しかし、「ジャップ島の盆踊り」(ウソ)が「果樹園のセレナーデ」
になった、と言うのはかなり無理があるような。
誰か知らないかな?
以下、オマケ。
小さい時から私は理想美というようなものにあこがれを持っていました。
毎日毎日の雑事雑用にかこまれながらも、
私は自分が肉眼では見えない理想の美しい世界に、
非常に近く住んでいるような気がしてならなかったのです。
その世界と私のあいだには薄いヴェールがかかっていました。
けれど、折々ふっと風がそのヴェールをゆすぶって、私に美しい国をちらりと見せてくれるのです
───ほんの一目だけです───
けれど、その美しい世界をかいま見るだけで、生きていることが嬉しくなるのです。
By モンゴメリ:
(悪の帝国、ジャップ島が美しいかよ?)
とお思いだろうが、再び「赤毛のアン」について。
「誰も知らない謎の文豪」を目指す俺としては、
日々の「文豪研究」を欠かす訳にはいかない。
ただし、あくまで「文豪」を研究するのであって、
その作品は基本的にロクに読まない。
さてと。
題名からしてベタベタなラブロマンスという感じだが、
「赤毛のアン」の作者、モンゴメリの処女作は「果樹園のセレナーデ」と言う。
知らない?俺も読んだ事は無いよ。絶版になっているみたいだし。
「果樹園のセレナーデ」は、
「世間から隔絶された少女が、若い教師の愛によって、不幸の環境から解放される。」
というストーリーらしい。
「幽閉された少女」が「王子様」に助け出される。
という、少女幻想のまさに王道だ。
それを「文学として足る作品」に出来れば、筆者の力量は余程の物と思える。
で、何だ。
俺は大昔の記憶からこんな話を思い出した。
(何かの書評でみたのかな?)
以下に記す。
モンゴメリは、少女時代、既に処女作(果樹園のセレナーデ)の原型になる
物語をせっせとノートにしたためていた。
(以下、そのストーリー)
悪の帝国、「ジャップ島」に流れ着いたアメリカの少女が、
トーゴーなる島のボスと結婚させられそうになっていた。
が、王子様が現れ、トーゴーとジャップ一味を倒し、
少女は解放され、めでたく結婚する。
以上。(いや、実はトーゴーじゃなかったと思うけど)
これが「果樹園のセレナーデ」では以下の様になる。
ジャップ島 「プリンスエドワード島」に変更。
トーゴー 愛するあまり「少女を束縛するその母親」に変更。
アメリカの少女 「喋る事の出来ない美少女」に変更。
王子様 「美少女の家庭教師」に変更。
明らかにリアリティーのある「大人の恋愛物語」にバージョンアップした。
...以上、記憶だけで書いた。
でも、確かそんなモンゴメリ研究の本があったと思うけど。
しかし、「ジャップ島の盆踊り」(ウソ)が「果樹園のセレナーデ」
になった、と言うのはかなり無理があるような。
誰か知らないかな?
以下、オマケ。
小さい時から私は理想美というようなものにあこがれを持っていました。
毎日毎日の雑事雑用にかこまれながらも、
私は自分が肉眼では見えない理想の美しい世界に、
非常に近く住んでいるような気がしてならなかったのです。
その世界と私のあいだには薄いヴェールがかかっていました。
けれど、折々ふっと風がそのヴェールをゆすぶって、私に美しい国をちらりと見せてくれるのです
───ほんの一目だけです───
けれど、その美しい世界をかいま見るだけで、生きていることが嬉しくなるのです。
By モンゴメリ:
(悪の帝国、ジャップ島が美しいかよ?)