ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

夜明け(前)

2004年11月06日 22時24分45秒 | 古い日記
徹夜をし、職場で夜明けを迎える。

正直、嫌なもんだ。またあの季節が来るか?
と思うとゾッとする。(金になるならいいけれど)

あんまり仕事で追い詰められると、大地震とか、
ミサイルが飛んでくるとかして、
みんな消し飛んでしまえばいい、
と思ったりするから恐ろしい。

(まあ、実際にそんなもんが来たら急に気が変わって
 真っ先に逃げ出すだろうけど)

人員整理で人が減れば、残った者がその分働く事になる。

記憶が定かではないが、従来、日本の年間自殺数は2万程度。

ところが失業率が5%を超えるとそれが3万人にまで増加する。

つまり、経済状態の悪化で、年間1万人が死んでいる事になる。

飢え死にしたりするわけではないが、仕事であまりに追い詰められると、

発作的に死にたくなる気持ちもわかる。

良くも、悪くも、

日本では死んだ人の悪口を言う人は少ない。

負債を抱えて倒産しても、自殺すれば
「何も死ぬことはなかった」
といいながら、香典を持ってきてくれる。

生きていれば一生責められるけどね。

「あいつの倒産で、俺は○○○万、ひっかかった」とか。

自殺する人は、好きで死んだのだからいい、とか
言う人もいるけど、それは違うぞ。

とにかく、年間1万もの命が失われる事は、地震や戦争並、
あるいはそれ以上の事なのに、皆、深刻に考えていない
ような気がする。