パワーストーンと呼ばれる石がある。(そうだ)
それが何なのか?ハッキリした定義はないだろう。
パワーがあるらしい。いや、「ある!」と主張する人達がいる。
そのスレで話していたのは、そんな「たわいもない事」だった。
俺はいつもの調子でカキコした。
「で、そのパワーってのは、物理学的に言うと何エネルギーで、
何ニュートン?それともワットなの?」
「...」
答えられる筈が無い。
「じゃあ、そのパワーって言うのは、
『愛の力』とか、『猫には人を癒す力がある』とか、言う
極めて主観的な表現として『パワー』と言っているわけですね。」
「...」
超常現象(って言うのかな?)は「経験者にしかわからない」
と言っていた人達は沈黙してしまった。
「動物に癒される人もいれば、音楽に力付けられる人もいる。
中には石に元気をもらう人もいると。そういう事ですね?」
「...」
ところが、これで話は終わらなかった。
突然、「主婦」を自称する中年の女性が現れ、丁寧な口調でこうカキコした。
「実は、息子が変なんです。石を拾ってきては、見つめているんです。
すごい、すごいって、石と石との間に光が見えるって言うんです。
私にはサッパリ見えませんが、どうなんでしょうか?」
どーも、嘘をついているようには思えなかったので、こうカキコした。
「それでは、まず、その石2個と、ダミーの石を4つ、用意して下さい。
石と同じ様な大きさのもの、例えばビー玉でも、消しゴムでも結構です。
次に、それらすべてを紙で包んで下さい。外から中が見えないように。
その次に、石+ダミーをランダムに机の上に並べます。
準備ができたら、息子さんを呼んで、こう尋ねて下さい。
『どれから光が出ているか?わかる?』
もし、正解できたら、もう一度、石+ダミーをランダムに机の上に並べ、
5回以上やって下さい。結果の報告、お待ちしております。」
次の日:
「何回やっても、本物の石を当てました。ただ、紙で包むと見えづらいそうです。」
というカキコがあった。
う~む。正直 ワ・カ・ラ・ン
そのスレにいた奴ら、各自仮説を立てたが、どれも完璧に説明できる説は無く、
お手上げ状態だった。
誰かが尋ねた。
「ところで、その息子さんは、他に何かできるんですか?
何か、世の中に役立つような事とかは?」
答えはこうだった。
「何もできません。特技は『食って寝る』だけです。」
「...」
「...」
「...」
「...」
これ以上、話は進展せず、終わってしまった。
たとえ、科学的な装置を使ったとしても、
その石から電磁波や光や放射線は検出できなかった、だろうと思う。
似たような話を思い出した。
「CDを冷蔵庫で冷やす(何度だったかな?)と音質が向上する」
というヤツだ。何でも、実験によると、
「冷やしCD」と「常温CD」の差が判別できる耳を持った人が
少なからず(何%だったか?は忘れた)いるそうだ。
「被験者の全員がハッキリわかる」という程の違いはない、そうだが。
ただ、「冷やしCD」で何故、「音が変わるのか?」
についての「科学的な説明」はなかった。
世の中にはこういう「謎」がまだまだ沢山存在するのだろうか?
それが何なのか?ハッキリした定義はないだろう。
パワーがあるらしい。いや、「ある!」と主張する人達がいる。
そのスレで話していたのは、そんな「たわいもない事」だった。
俺はいつもの調子でカキコした。
「で、そのパワーってのは、物理学的に言うと何エネルギーで、
何ニュートン?それともワットなの?」
「...」
答えられる筈が無い。
「じゃあ、そのパワーって言うのは、
『愛の力』とか、『猫には人を癒す力がある』とか、言う
極めて主観的な表現として『パワー』と言っているわけですね。」
「...」
超常現象(って言うのかな?)は「経験者にしかわからない」
と言っていた人達は沈黙してしまった。
「動物に癒される人もいれば、音楽に力付けられる人もいる。
中には石に元気をもらう人もいると。そういう事ですね?」
「...」
ところが、これで話は終わらなかった。
突然、「主婦」を自称する中年の女性が現れ、丁寧な口調でこうカキコした。
「実は、息子が変なんです。石を拾ってきては、見つめているんです。
すごい、すごいって、石と石との間に光が見えるって言うんです。
私にはサッパリ見えませんが、どうなんでしょうか?」
どーも、嘘をついているようには思えなかったので、こうカキコした。
「それでは、まず、その石2個と、ダミーの石を4つ、用意して下さい。
石と同じ様な大きさのもの、例えばビー玉でも、消しゴムでも結構です。
次に、それらすべてを紙で包んで下さい。外から中が見えないように。
その次に、石+ダミーをランダムに机の上に並べます。
準備ができたら、息子さんを呼んで、こう尋ねて下さい。
『どれから光が出ているか?わかる?』
もし、正解できたら、もう一度、石+ダミーをランダムに机の上に並べ、
5回以上やって下さい。結果の報告、お待ちしております。」
次の日:
「何回やっても、本物の石を当てました。ただ、紙で包むと見えづらいそうです。」
というカキコがあった。
う~む。正直 ワ・カ・ラ・ン
そのスレにいた奴ら、各自仮説を立てたが、どれも完璧に説明できる説は無く、
お手上げ状態だった。
誰かが尋ねた。
「ところで、その息子さんは、他に何かできるんですか?
何か、世の中に役立つような事とかは?」
答えはこうだった。
「何もできません。特技は『食って寝る』だけです。」
「...」
「...」
「...」
「...」
これ以上、話は進展せず、終わってしまった。
たとえ、科学的な装置を使ったとしても、
その石から電磁波や光や放射線は検出できなかった、だろうと思う。
似たような話を思い出した。
「CDを冷蔵庫で冷やす(何度だったかな?)と音質が向上する」
というヤツだ。何でも、実験によると、
「冷やしCD」と「常温CD」の差が判別できる耳を持った人が
少なからず(何%だったか?は忘れた)いるそうだ。
「被験者の全員がハッキリわかる」という程の違いはない、そうだが。
ただ、「冷やしCD」で何故、「音が変わるのか?」
についての「科学的な説明」はなかった。
世の中にはこういう「謎」がまだまだ沢山存在するのだろうか?