ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

楽園へ行こう!

2004年11月27日 22時14分33秒 | 古い日記
たまには他人のプログでも覗いてみるか?

ナニナニ?
「学食でカフェオレを買おうと思ったら、間違えて、普通のコーヒーのボタンを押してしまった」
だと?

よかったな。
こういう話を面白がって聞いてくれるコはきっと、「君に気がある」ぞ。

フムフム?
「代官山で食べたオシャレなランチ」
だと?

俺も金と時間にユトリがあれば、「ノリ弁」くらいは食えるしな。

プログを毎日更新している癖に、俺は結構忙しい。
何故なら(中略)今日も仕事だったし、明日もそうだ。
それなりのモノを頂いているならまだ我慢できるが、賃金だけは新卒並だ。

こんな俺は「世界一楽して暮らしている輩ってだれだ?」と思う。

実際、昔、「世界一働かない国民」というのを、近所で聞き込み調査した。
やっぱりいたいた。こういう連中だ。俺が探していたのは。

1:あー。彼らは、何もしていない。遊んでいるだけだ。
 (元日本帝國海軍軍人 円山重雄氏談)
  
2:独自の文化?そういうものもない。全部外国の文化のパクリだ。
 (英国人 ウィンストン卿談)

3:ハハ、何しろ、何もしなくても、食っていけるからねぇ。筋金入りの怠け者ぞろいだ。
 (豪州人 オジーラインハルト氏談)

もし、興味を持たれたら、明日も見て欲しい。

冬のムックリ(その2)

2004年11月27日 10時35分59秒 | 古い日記
えーと。何だっけ?そうそう。
アイヌの人達と心温まる交流についてだ。

ムックリ(口琴)は、「中々音が出ない」とか
そういう難しい楽器ではない。

口内を広くすれば、「ビン」
逆に狭くすれば、「ボン」

まあ、「打楽器」だと思えば間違いないだろう。

しかし、打楽器(リズム楽器)というものは実は奥が深い。

同じ4拍子でも、「ビン、ビン、ボン、ボン」
と「ビン、ボン、ビン、ボン」は違うし、音色や強弱でバリエーションは∞だ。

しばらくそうやって、遊んでいたら、いつのまにか周囲に、
例のアイヌの長老達が集まってきた。

皆、目をつぶって、ヘッドバンキングをしている。

どうやら俺のムックリを聞いているようだった。

やがて、一人がリズムに合わせて、自分の膝を叩き始めた。

「ビンボンビンボン」に対して「パシ、パシ」と2回。

いつの間にか全員でそれをやり始めた。

「うむ」と頷くようなヘッドバンキング。

「ビンボンビンボン」に対して「パシ、パシ」と2回。

セッションになってしまったので、やめるわけにもいかず、
かなりシャレにならん状況(俺の顎の疲労)になってきた。

と、その時、
「ハイヤー」という裂帛の気合と共に、長老の一人が立ち上がった。

「ハイヤー、ホイヤー、ハイヤー、ホイヤー...」

「ハイヤー、ホイヤー、ハイヤー、ホイヤー...」

「ハイヤー、ホイヤー、ハイヤー、ホイヤー...」

何人かが、例の鶴のようなダンスを踊り始めた。

..................

どうも、彼らの魂に火を付けてしまったらしい。

..................

しかし、これだけノリノリで楽しんでいる人に対しては、
俺も限界まで弾きつづけるのが礼儀ではないだろうか?

..................

ギターならいい。何時間でも。しかし、このムックリという楽器は、
何故、口で...

..................

数時間後、俺の顎はついに外れ、病院に運ばれた。
...と言うのは嘘だけど、その後一年間は顎がおかしかった。

嘘だと思うなら、ムックリを連続2時間、(休み無く)弾いてみるがいい。

いやはや、
非常に貴重な経験だったが、二度と経験したくないのも事実だな。