ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

これ、誰ですか?原節子?

2004年11月04日 23時33分10秒 | 古い日記
1980年代の比較文化論の本にこう書いてあった。
(著者はアメリカ人のCMディレクターだったが名前は忘れた)

「日本人の郷愁は、農村の田園風景だが、
 アメリカ人の郷愁は西部の開拓地では無く、1950年代の生活」
まあ、なるほど、と思った。地理的な郷愁と、時代的な郷愁、
当時のCMを見れば、それは納得できた。

ところが現在の日本人の郷愁は「ふるさと」的なものではなく、
「昭和の高度経済成長期」にシフトしているような気がする。

「貧しくても夢があって楽しく生活していた時代があった」
という、ある意味では「幻想」だ。

さらに言えば、
「我々が失った幸福な世界=今のアジア諸国」
という幻想。

ウーロン茶のCMとか見てるとそんな気がする。

一昔前なら「古臭い少女漫画のような」と一蹴されるような
韓国ドラマが受けるのもそのせいだろう。

ところで、写真は親戚の人の遺品。
この家はまるでタイムカプセルのように、古いものが
新品同様においてあった。(新札同然の100円札もたくさんあった)

俺がわけてもらったのはこの団扇だけだけど。

残念ながらこの女優さんらしき人が誰なのか?わからない。

綺麗な人だと思うけど、サザエさんっぽい気もする。

いくら俺が馬鹿でも
「ナウなヤングも大フィバー」していた頃よりはずっと古いのはわかるぞ。

吉永小百合よりもずっと古いな。